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ウォーターサーバーに雑菌が繁殖するのはなぜ?2つの理由
安心安全な水が出るはずのウォーターサーバーに、実は雑菌が繁殖することがあるのです。
それには、2つの理由が考えられます。
➀水道水と違い、塩素などが含まれていない
水道水には水を衛生的に保つため、塩素が含まれています。しかしウォーターサーバーの水は、殺菌処理はされていますが、塩素消毒はされていません。
つまり、水道水に比べて傷みやすい水といえるのです。
➁給水口が外気にさらされている
当然ながら、サーバーの水が出てくる給水口はむき出しになっており、外気に触れたり、飲み物を注ぐ際にコップや手が触れてしまうことがあります。
するとそこから雑菌が入り、サーバー内の水に繁殖してしまうことがあるのです。
2つのポイントで衛生面の不安を解消
安心してウォーターサーバーを使い続けるために重要な「ウォーターサーバー選びの2つのポイント」を紹介していきます。
2つのポイント
- サーバー内の自動殺菌機能があるウォーターサーバーを選ぶ
- 特に衛生面が気になる人は、メーカーによるメンテナンスサービスが充実したサーバーを選ぶ
では、それぞれのポイントについて順番に解説していきます。
サーバー内の自動殺菌機能があるウォーターサーバーを選ぶ
殺菌機能には、水を常に清潔な状態に保ち、新鮮な状態を維持する効果があります。
殺菌機能には主に2つの種類があります。
- サーバー内に熱水を循環させて熱湯消毒する殺菌機能
- 殺菌力のある紫外線を使ったUV殺菌機能
次に、それぞれの殺菌機能の特徴について詳しく解説していきます。
サーバー内に熱水を循環させて熱湯消毒する殺菌機能
(出典:フレシャス)
サーバー内の温水を定期的に冷水タンク内に循環させ、熱殺菌する機能です。
ほとんどのサーバーは殺菌を開始する時間が調節できるため、外出時や就寝時などウォーターサーバーを使わないときに完了させることが可能です。
商品名 | 料金 (24Lあたり) |
詳細 |
---|---|---|
コスモウォーター smartプラスNext |
4,104円 | 公式サイト |
フレシャス dewo |
4,160円 | 公式サイト |
プレミアムウォーター cado×PREMIUM WATERウォーターサーバー |
4,233円 | 公式サイト |
この機能の特徴
- 熱による殺菌に加え、水の滞留を防ぐことができる
- 殺菌機能の作動中は、冷水・温水ともに利用できない
殺菌力のある紫外線を使ったUV殺菌機能
(出典:フレシャス)
殺菌効果を持つ紫外線により、ボトルやサーバー内部の殺菌をする機能です。
稼働中もサーバーの使用が可能です。
また、熱殺菌システムでは難しかった給水口部分までの殺菌ができます。
商品名 | 料金 (24Lあたり) |
詳細 |
---|---|---|
フレシャス dewo mini |
3,840円 ※「サーバー購入プラン」ご利用の場合 |
公式サイト |
フレシャス SIPHON+ |
4,160円 | 公式サイト |
この機能の特徴
- 熱殺菌システムではとどかない部分までの殺菌ができる
- 搭載されているサーバーが少なく、選べるサーバーの選択肢が限られる
どちらの機能も優れた殺菌効果をもつため、上記の特徴を踏まえて自分に合った機能を選択しましょう。
メーカーのメンテナンスサービスを利用する
ウォーターサーバーの会社によっては、「サーバーを回収してメンテナンスする」「サーバーごと交換をする」というサービスを行っているところがあります。
衛生面が特に気になるという人は、自動殺菌機能に加えて、「メンテナンス対応」に注目してウォーターサーバー選びをするのもおすすめです。
メンテナンスサービスを導入している会社
~無料でメンテナンスをしてくれる~
メーカー | メンテナンス内容 | 料金 |
---|---|---|
ウォーター スタンド |
6ヶ月に1回程度、専門スタッフが自宅を訪問し、メンテナンスを行う | 無料 |
ピュアハワイアン ウォーター |
スタンダードは2年に1回、エコは4年に1回メンテナンスを行う | 無料 |
~料金はかかるがメンテナンスをしてくれる~
メーカー | メンテナンス内容 | 料金 |
---|---|---|
クリクラ | 1年に1回サーバーを回収しメンテナンスを行う | 460円(税込) |
アクア クララ |
定期的にパーツおよび消耗品の交換と洗浄殺菌処理を行う | あんしんサポート料月1,100円(税込)に含む |
アクア セレクト |
電話かHPの専用フォームでメンテナンス依頼後サーバーを新しいものに交換 | 3,520円(税込) |
~サーバー本体を無料で交換してもらえる~
メーカー | メンテナンス内容 | 料金 |
---|---|---|
アルピナ ウォーター |
2年または4年に1回定期のメンテナンスとサーバー本体を交換 | 無料 |
うるのん | 定期的にサーバーを交換 ※機種によって3年に1回、6年に1回など頻度は異なる |
無料 |
衛生的な機能が充実したおすすめサーバー6選
ここからは、衛生面で高機能なウォーターサーバーを6つ紹介していきます。
以下の表で、「自動殺菌機能の種類」と「メーカーメンテナンスの有無」を比較したので、ウォーターサーバー選びの参考にしてみてください。
メンテナンス |
||
---|---|---|
ウォーターサーバー |
||
dewo(デュオ) |
||
SIPHON+ |
||
エコサーバー |
※本体交換 |
|
smartプラスNext |
||
sitakara(シタカラ) |
※メンテナンス |
ここからは、各ウォーターサーバーの特徴について解説していきます。
1.cado×PREMIUM WATER ウォーターサーバー
特徴:加熱クリーンシステムでタンク内がいつでも清潔
(出典:プレミアムウォーター)
このサーバーが搭載する「加熱クリーンシステム」は、温水を循環させてタンク内を熱殺菌するというもの。約2時間かけて殺菌することにより、いつでも清潔な水を飲むことができます。
その他、省エネになるエコモード、再加熱・弱冷水モードなどへの切り替えはタッチパネルで簡単に操作することができます。
また、ボトルは下置きの使い捨てタイプのもので、交換もラクラク行えます。
2.フレシャス dewo(デュオ)
特徴:エアレス構造で、水が外気に触れにくい
(出典:フレシャス)
dewoには「フレッシュ機能」が搭載されており、サーバー内の温水を定期的に循環させることで温水・冷水の滞留を防ぎ、水の鮮度を保っています。
また、サーバー内はエアレス構造となっており、水が外気に触れにくく雑菌の増殖を抑えます。7.2Lの軽量使い捨てパックで、交換もラクラクです。
グッドデザイン賞を受賞と、子どもたちの安全・安心に貢献する「キッズデザイン賞」を受賞しており、デザイン性と機能性ともに優れた商品です。
3.フレシャス SIPHON+
特徴:UV-LED殺菌機能で天然水がいつも新鮮
(出典:フレシャス)
SIPHON+は強力な殺菌効果のある紫外線で水を殺菌する、「UV-LED殺菌機能」を搭載しています。自動で殺菌を開始してくれるため、ボタンを押す手間なく衛生的で新鮮な水をキープすることができます。
水は7.2Lの軽量パック式で、使う分だけ収縮するので外気に触れにくいのもポイントです。
その他、部屋の明るさにより自動で節電をするエコモードも搭載。夜間など温水を使用しない時間の電力を自動でカットしてくれます。
4.アルピナウォーター エコサーバー
特徴:自動クリーニング機能でサーバー内部が衛生的
(出典:アルピナウォーター)
アルピナウォーターのエコサーバーは、「自動クリーニング機能」を搭載。「何日に1回、何時に行うか」の時間と間隔を設定すれば、自動的にサーバー内部に温水を循環させ、内部を衛生的な状態に保ってくれます。
また、エコモードも搭載しており、スタンダードなものと比べて消費電力を約35%カットすることができます。
5.コスモウォーター smartプラスNext
特徴:Wクリーン機能で最後の一滴まで水が新鮮
(出典:コスモウォーター)
SmartプラスNextには、"タンク内に入る外気を独自の技術で清潔にする機能"と、"48時間ごとに熱水を自動循環させることで、サーバー内を清潔な状態に保つ機能"の2つの殺菌機能(「Wクリーン機能」)が搭載されています。
※熱水殺菌の開始時間は、本体のプラグを差し込んだ時間によります。
下置きタイプの使い捨てボトルを使用しており、水は120項目以上の厳しい自社基準をクリアした天然水のみを出荷しています。
また、サーバー本体の交換が無料で行えることもうれしいポイントです。
6.マーキュロップ sitakara(シタカラ)
特徴:殺菌力のある紫外線を使ったUV殺菌機能があるウォーターサーバー
出典:マーキュロップ
sitakara(シタカラ)は、タンク内に「UV殺菌機能」を兼ね備え、衛生面に配慮されたサーバーです。電気代をおさえるためのエコモードがついていたり、下置き型でボトルの設置が楽。使いやすさに寄り添ってくれます。
お水は富士山の標高高い場所で汲み上げられ、ミネラルがバランス良く溶け込んだ天然水を使用しています。
ゼロからわかるウォーターサーバーのメンテナンス方法
「自分でできるメンテナンス方法が知りたい!」という人に向けて、具体的なメンテナンスの方法について紹介していきます。
ちょっとした汚れは日々きれいにして、衛生的な状態を維持しましょう。
背面にたまったホコリを掃除機で吸い取る
サーバーの背面は、放熱するために細かい網目状の放熱板というものが付いています。網目はホコリがたまりやすい部分です。
各メーカーとも、サーバーの背面の掃除を定期的にすることを推奨しています。背面にたまったホコリは掃除機を使って吸い取りましょう。掃除の目安は月1回くらいがよいでしょう。
本体の汚れを拭き取る
本体にはホコリがたまります。アルコール殺菌スプレーや衛生的な布、キッチンペーパーを使って、定期的にホコリを拭き取りましょう。1週間に一度くらいを目安に拭き取ることをおすすめします。
また、コーヒーのはね返りなどの汚れがついてしまった場合は、その都度拭き取ると本体を清潔な状態に保てます。
ボトルの接合部を拭き取る
(出典:プレミアムウォーター)
一般的なウォーターサーバーの場合、ボトルを本体上部に差し込みます。ボトルと本体の接合部にアルコール消毒スプレーを吹きかけ、布やキッチンペーパーなどで拭き取りましょう。
ボトルを足下に設置する「下置き」タイプも同様です。
給水口を拭き取る、綿棒なども使ってもいい
給水口は水と外気に触れるので、汚れると雑菌が繁殖しやすい部分です。手入れは他の部分より頻繁に行った方が衛生的でしょう。
掃除は、アルコール消毒スプレーを吹きかけて拭き取ります。また、綿棒などを使うと給水口の中の掃除がしやすくなりますのでおすすめです。
受け皿を取り外して洗う
(出典:プレミアムウォーター)
受け皿は汚れがたまりやすいため、ここもまた雑菌が繁殖しやすい部分です。コーヒーやお茶、インスタント食品にお湯を注ぐときなどにも、はね返りによって受け皿は汚れやすくなります。
受け皿は取り外すことができるので、おおむね1週間おきに取り外して食器用洗剤などで洗いましょう。