冷水のみのウォーターサーバーは、なぜ少ない?

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冷水のみが使えるウォーターサーバーは、どんなものがあるの?
ウォーターサーバーは使いたいけど、温水は特に必要ないな…

冷水のみが使えるウォーターサーバーが気になる方は、意外と多いようです。 たしかに、温水機能にこだわりがなければ、冷水のみのサーバーでこと足りるかもしれませんね。

しかし、実際のところ、冷水のみが使えるウォーターサーバーはそこまで多くありません

この記事では、冷水のみが使えるウォーターサーバーが少ない理由と、手軽にウォーターサーバーを導入する際のポイントを説明していきます。

当サイトの価格表記は、すべて税込みです。

冷水のみのウォーターサーバー紹介

冷水のみのウォーターサーバーの特徴

冷水のみが使えるウォーターサーバーには、次のような特徴があります。

特徴

  • 温水機能つきに比べて電気代が安く済む
  • コンパクトなサイズのものが多く、場所を取らない
  • 誤って熱湯でやけどする心配がない
  • 音が静かなので、夜間も気にならない

家であまり料理をしない方や、電動ポットをもっていてウォーターサーバーの温水機能を特に必要としない方にとって、月々の費用が抑えらるというのはうれしいポイントですよね。

では、「冷水のみ」のウォーターサーバーにはどのようなものがあるのでしょうか。基本的には以下の2つのタイプに分けられます。


「冷水のみ」のウォーターサーバーの種類

 
  1. パック式の冷水用ウォーターサーバー
  2. 水道直結型の冷水サーバー

冷水のみのサーバーは、交換のしやすいパック式がほとんどです。
そして小型のものが多いため、場所を選ばないのが特徴。キッチンや自分の部屋、寝室など好きな場所に設置できます。

一方の水道直結型は水道に直接繋いで水を供給するので、パック交換が不要
手間をかけずにおいしい水を楽しめるため、手軽に使いたい高齢者の方などから人気を集めています。

パック式の冷水専用ウォーターサーバー

サントリー天然水専用冷水サーバー

サントリー天然水専用冷水サーバー

(出典:サントリー天然水ウォーターサーバー)

特徴

  • 小型で設置場所に困らない
  • 電気代を安く抑えられ、家計に優しい
  • 専用の天然水パックをはめるだけのかんたん設計
  • 使い終わったパックは折りたたんでコンパクトにまとめられる

サントリーの冷水専用サーバーは小型の卓上タイプ。
コンセントさえ近くにあれば、どこにでも設置できる手軽さが人気です。
専用パックは箱に入ったままで注入口を所定の場所にセットするだけなので、簡単に交換できます。

電気代はわずか約440円/月(メーカー発表)と、お財布にも優しいウォーターサーバーです

冷水のみのウォーターサーバーが少ない理由

本当は冷水のみのウォーターサーバーを複数ご紹介したかったのですが、リサーチしたところ編集部で見つけられた機種は上記の2つだけでした。
今のところ、冷水のみのウォーターサーバーは選択肢がかなり限られているようです

その理由を推察するに、おそらく温水機能の需要が高いからだと思われます。せっかくサーバーを設置して電気を通すなら、冷水だけでなく日常生活にも便利な温水も使いたいという方が多いようです。

では、実際に温水が出るとどんなメリットがあるのでしょうか。いくつかの具体例を挙げてみます。

「温水」機能のあるサーバーの利点

コーヒーや紅茶をすぐに入れられる

コーヒーをいれている画像

自宅でコーヒーや紅茶などを楽しむ方にとって、ウォーターサーバーの温水機能はとても重宝します。温水は基本的にどのメーカーも85~90℃前後で設定されていることが一般的。

そして、コーヒーや紅茶をおいしく入れるのに適しているとされる温度も90℃前後、沸騰する直前のお湯なのです。
この沸騰する直前のお湯は、自分で用意する場合、沸騰しないよう常に見張っていなければならず時間も手間もかかります。

ウォーターサーバーの温水機能なら、手間のかかる沸騰直前のお湯をすぐに出すことができるので、コーヒーや紅茶を家で飲む方には温水機能付きがおすすめです。

エコモード付きのサーバーで、電気代を節約することも可能

ワンウェイウォーターsmartのエコモード_詳細は以下

(掲載機種:ワンウェイウォーターsmart)

冷水のみのサーバーよりどうしても電気代がかさんでしまう印象のある温水機能付きサーバーですが、実はエコモード付きタイプなら月に300~1,000円程度の差しかありません(ミズコム調べ)。

冷水を加熱させるガス代や手間を考えれば、1,000円以内で収まって時間も手間もかからない温水機能付きサーバーは生活の強い味方になってくれます。

冷水と一緒に使うことで、水の温度を自由に調節できる

クリクラサーバーのコック

(出典:クリクラ)

冷水と温水のどちらも利用することができるサーバーの場合、両方を混ぜることで自分の好きな温度に調節した水を使うことが可能です。温水サーバーが付いていてよかった感じる点ではないでしょうか。

例えば、寝起きや寝る前に常温水が飲みたいときは冷水と温水を半々にして常温に近くする、お風呂上がりなど身体が温まっているときは冷水を多めにして胃を刺激しない程度の温度にするなど、体調やシーンに応じて自分好みに温度調節した水がすぐにできます

温水・冷水両用サーバーとの比較

メリットが豊富にある温水機能付きのウォーターサーバー。
実際に「冷水のみ」と「温水機能付き」ではそれぞれどのような違いがあるのかをスペックごとに比較してみましょう。

どちらのサーバーにも共通する「卓上タイプ」という条件で、3つの種類を比べてみます。

サーバー 月額費用 サイズ
(幅×奥行き×高さ)
冷水/
温水
静音設計 エコモード
【卓上型】
スリムサーバーIII
(ショートタイプ)
¥4,656
(水代24Lのみ)
27×35.4×82
【パック式冷水専用】
サントリー天然水専用
冷水サーバー
¥3,132
(水代24Lのみ)
31.9×42×57.1

スペック表をもとに「冷水のみ」と「温水機能付き」のウォーターサーバーを比較してみましょう。

1.サイズ

まず、サイズに関しては冷水のみと温水機能付きでは、それほど差はありません。卓上タイプの場合は、温水機能があるからといって極端にボリュームアップすることはなく、どのサーバーもキッチンのちょっとした隙間に置いておけるサイズです

温水機能付きを選ぶことによってサーバーが大きくなり、キッチンのスペースを取ってしまうことをネックと考えていた方でも、安心して使用することができます。

こちらの記事では各社のサーバーのサイズを徹底比較しています。また、設置の際の注意点についても解説しているので参考にしてみてくださいね。

2. 料金

続いて料金を比較してみると、パック式の冷水サーバーが約2,900円と月額費用は安く済みます。ただしパック式の冷水サーバーはサーバー本体を買い取って使用するため、初期費用としてサーバー購入費用がかかります。

例えば本体代を約30,000円とし、それを含めて2年間使用する場合の月額費用を考えると、

 

月額費用

[30,000円÷24(ヶ月)]+[2,900円]=[4,150円

パック式の冷水サーバーは単純計算で2年利用する場合、およそ月額4,150円がかかるということになります。

温水機能付きサーバーの場合、月額レンタル費用が約3,900円ほどになります。そうなると冷水のみと温水機能付きの金額の差は数百円程度。

わずかな差で時間と手間をかけずに温水が利用できるというメリットを考えるなら、温水機能付きサーバーも検討してみてもよいかもしれません。

3. サーバーの取り扱い

温水機能付きはレンタルサーバーなので、万が一解約する場合は返却が可能です。

しかし、さきほど紹介したサントリーの冷水専用サーバーは買い取り式なので、使わなくなったり別のサーバーに替えたい場合は自分で処分しなければなりません(ウォータースタンドの場合はレンタル)。

温水機能付きは使うかどうかわからないから、まず冷水のみのサーバーから試してみたい」と考えている方にとっては、最初にサーバーを買い取るタイプを選ぶことは心理的な負担があるかもしれません。

4. 機能性

表からもわかるとおり、冷水のみのサーバーの場合、給水以外の機能がほとんどありません。

温水機能付きサーバーの場合、サーバー内に熱水を循環させて消毒する自動洗浄機能や夜間に電源が入っていても静かで睡眠の妨げにならない静音設計、使っていないときに電気代を節約できる省エネモードなど、使う側にとっても便利で役に立つ機能が充実しています。

冷水のみと温水機能付きでは費用に大差はありませんが、温水機能付きではこうした利点があるということも加味すべきポイントです。

5. デザイン

前項でもお伝えしたとおり、冷水のみのウォーターサーバーは数が少なく、デザインを選ぶ余地がありません。温水機能付きのサーバーならばデザインの選択肢はぐっと広がります

スタイリッシュでかっこいいもの、コンパクトでかわいらしいもの、その他カラーバリエーションも豊富なのでインテリアとしても映えるデザインを見つけることができるでしょう。

ウォーターサーバーは常に部屋に置いておくものなので、機能性に満足してもデザインがそぐわなければコスト分の満足感を得にくい可能性もあります。機能性とデザイン、どちらも納得のいくものを選ぶことも大切です。

この記事のまとめ

  • 冷水のみのサーバーの機種は限られている
  • 温水機能つきのサーバーも含めて検討するなら、選択肢の幅は広がる
  • 冷水・温水両用のサーバーでも、エコモードがついていれば、電気代の節約も可能
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