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安いウォーターサーバーはどれ?13機種の最安値総合比較ランキング
現在のウォーターサーバーには「宅配水型」と「浄水型」のサービスがありますが、まずはそれらの種類を分けず、総合的に月額料金の安い順にランキングを作成してみました。
ちなみに宅配型サーバーは1カ月あたりの消費量を24Lとして算出しています。
一人暮らしならこの範囲内に収まることが多いと思われますが、2人暮らし(水を多めに使う場合)や、3人暮らしのご家族で使う場合は、水ボトルの追加料金がかかる可能性もあります。
※一般的に、1ヶ月の水の平均使用量は1人あたりボトル1本分(12L想定)とされています。
浄水型、宅配型別に安いウォーターサーバーランキングを紹介!
ここまでは浄水型・宅配水型を分けない総合ランキングを紹介しましたが、「浄水型(あるいは宅配水型)だけに絞って選びたい」という人もいることでしょう。
そこでここからは、それぞれの安さランキングをお届けします。
浄水型ウォーターサーバーの安さランキング
近年、ウォーターサーバー業界で人気が高まっているのが「水道水を浄水するタイプ」のウォーターサーバー。
浄水型は月額料金が定額で、宅配水よりも安くなる場合が多いため、安いウォーターサーバーを探している人にも最適。
月額料金の業界標準は3,300円で(この料金設定にしているブランド・機種が多数)、最安水準は月額2,000円台となります。
月額料金が安い浄水型サーバー上位4機種
浄水型ウォーターサーバーのメリット・デメリットは?
上記のように浄水型ウォーターサーバーなら月額2,000円台から選択肢がありますが、「デメリットはないの?」ということが気になる人も多いでしょう。
浄水型ウォーターサーバーのメリットとデメリットをまとめてみました。
浄水型ウォーターサーバーのメリット
- 月額料金が定額で飲み放題なので、料理などにも気軽に水を使える
- 水ボトルを保管するスペースが必要ない
- 空きボトルのゴミが出ない

浄水型ウォーターサーバーのデメリット
- 災害時など水道が止まると使えない
- 水道水よりもおいしくなるが、天然水には及ばないと感じる人も
- 水道直結型は簡単な工事が必要
上記のようなデメリットはありますが、浄水サーバーには「料金が定額で飲み放題」という大きなメリットがあります。この部分に惹かれるのなら、浄水サーバーを検討する価値は大いにあると言えます。
もし、上に紹介した機種以外も含めて浄水型ウォーターサーバーを総合的に比較したいという人は以下の記事もご覧ください。
宅配水型ウォーターサーバーの安さランキング
上に紹介したとおり、安さでいえば浄水型に軍配が上がる場合が多いものの、宅配水型ウォーターサーバーにも依然として根強い人気があります。
一般的な水の使用量を想定すると宅配水は浄水よりも高くなりがちですが、その中でも比較的安い会社をランキングしてみました(1ヵ月の使用量を24Lとした場合の試算)。
月額料金が安い宅配水型サーバー上位4機種
宅配水型ウォーターサーバーのメリット・デメリットは?
依然として宅配水型が根強い人気を得ているのは、やはり宅配水型には浄水型にはないメリットがあるからです。
宅配水ならではのメリットと、その反面のデメリットをまとめてみました。
宅配水型ウォーターサーバーのメリット
- 天然水を提供している会社も多く、自然そのままの味を楽しめる
- 予備の水ボトルは災害時の備蓄水も兼ねる

浄水型ウォーターサーバーのデメリット
- 浄水型よりも月額が高くなりがち
- 予備の水ボトルを保管するスペースが必要
- 配送される水の受け取りの手間がある
安いサーバーは何が違う?気になる疑問に答えます!
ここまで、さまざまな会社の「安い機種」に絞って紹介してきました。こういった情報を見ると「安いものは何が違うんだろう?」と気になる人も多いのではないでしょうか。
ウォーターサーバー選びにおいて安さはとても重要ですが、「安い理由」を知ったうえで選びたいですよね。
そこで、安いウォーターサーバーの「2つの特徴」について解説します。これらがイヤだと感じるのなら安さの優先度を落とす必要がありますが、気にならないなら、安さで選んでも問題はないでしょう。
安さの理由2つ
- サーバーの機能がシンプルで冷水・温水のみ
- 契約期間が長い
安さの理由①:サーバーの機能がシンプルで冷水・温水のみ
安いサーバーは「冷水と温水が出せる」というシンプルな機能になっているものがほとんどです。一方、料金が高めの高機能サーバーには以下のような機能が備わっている場合があります。
- 常温水が出せる
- 冷水と弱冷水、温水と弱温水など温度帯が選べる
- 再加熱機能(熱湯に近い温度まで上げる機能)がある
- ボタンを1回押すだけで一定量出せる機能がある
など…
こういった機能を求めていない人、「冷水と温水が出せれば十分」という人なら、安さで選んでも問題はないでしょう。

↑Loccaの卓上サーバー「litta」の操作パネル。抽出ボタンはシンプルに冷水と温水のみ
安さの理由②:契約期間が長い
ほとんどのウォーターサーバ―には、契約期間という「縛り」があり、契約期間に満たない状態で解約する場合は、解約金が必要になります。
浄水サーバーの月額料金が安い機種は、契約期間が5年など長く設定されている場合があります。つまりウォーターサーバー会社としては「長く使ってもらうことで月額料金を安く設定している」というわけです。

↑Locca公式サイトより。契約期間5年についての記載があります
「長く使うつもりで選んでいる」という場合は、安さで選んでも問題ありません。しかし短期間しか使わないのであれば、契約期間の短いものを優先して選んだ方がいいでしょう。
もし解約金のないウォーターサーバーを選んでいるのなら、以下の記事をご覧ください。
月額2,000円台のウォーターサーバーはある?おすすめ機種を紹介
ウォーターサーバー選びをする際「月に2,000円台までなら」といった具合に、具体的な金額を設定している人もいるでしょう。
残念ながら月額2,000円台となると選択肢はかなり狭まってしまいますが、選択肢や方法がないわけではありません。
まず考えられるのは浄水型サーバーの最安機種です。
Loccaのlittaなら月額2,580円で利用できますし、その他にもいくつか2,000円台の機種があります。

ただ、すでに解説しているとおり月額料金の安いサーバーは契約期間が長く設定されていることが多いので、その点にはご注意ください。
月額2,000円台のおすすめ浄水型ウォーターサーバー
ブランド・機種 | 月額料金 | 契約年数 |
---|---|---|
Locca litta | 2,580円 | 5年 |
しずくりあ Skitto | 2,640円 | 5年 |
エブリィフレシャス lite | 2,750円 | 3年 |
近年の浄水サーバーは低価格競争が起きており、Loccaのしずくりあの2強だったところにエブリィフレシャスが「lite」という新機種を投入。2025年4月時点で、2,000円台の浄水サーバーはこの3機種となります。
一方、宅配水型のウォーターサーバーは、水ボトルの最低注文本数が決まっているため「1ヵ月あたりの換算」になります。
月額2,000円台になる可能性がある宅配水型ウォーターサーバー
ブランド | ボトル1本(12L)の値段 | 最低注文本数 | その他の費用(1カ月あたり) |
---|---|---|---|
アルピナウォーター | 1,242円 | 3本 | 770円(サーバーレンタル料) |
クリクラ | 1,590円 | 2本 | 460円(サポート料) |
アクアクララ | 1,620円 | 2本 | 1,100円(サポート料) |
たとえばアルピナウォーターの場合、12Lボトル1本の値段は1,242円ですが、注文は最低3本からなので購入時には3,726円がかかります。
ただ、1ヵ月あたり2本(24L)の消費であれば1,242×2=2,484円となるので、2,000円台に収めることが可能です。
ちなみに1ヵ月24Lの場合、1日あたり使える量は約800ml。
一人暮らしなら24Lで足りそうですが、2人以上の場合、2,000円台に収めようとすると節約を心掛ける必要がありそうです。
買い切り型(ペットボトル装着型)のウォーターサーバーはどうなの?
ネットで安いウォーターサーバーを検索すると、Amazonや楽天などのサイトで販売されている、買い切り型(市販のペットボトルを装着するタイプ)のウォーターサーバーも表示されますよね。「こういったサーバーはどうなんだろう?」と気になっている人もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、これはまた別の家電だと思った方がいいでしょう。ペットボトル装着型は、確かに「冷水や温水を出せる」という部分では機能が似ているかもしれませんが、ペットボトルの水を買ってくる必要があります。
宅配水型、あるいは浄水型のウォーターサーバーは「ペットボトルを買う生活から解放される」という部分が大きなメリットなので、ペットボトル装着型のウォーターサーバーは、あまり利便性が向上するとはいえない部分があります。
よくある質問
最後に、安いウォーターサーバーの検討中によくある質問をご紹介します。
ウォーターサーバーの水の利用量はどれくらい?
1人暮らし | ボトル1〜2本(12〜24L) |
---|---|
2人暮らし | ボトル2〜3本(24〜36L) |
3人以上の家族 | ボトル2〜4本(24〜48L) |
※調査概要
調査対象者:20〜60代1000人(男性591人、女性409人)
調査期間:2020年6月18日~2020年6月25日
調査方法:当サイト編集部によるインターネット調査
ただし、 水の使用量は個人差があるので、あくまで目安として参考にしてください。
毎月支払うウォーターサーバーの費用の内訳は?
月額料金に含まれる費用は主に、水代とその配送に必要な料金、サーバーレンタル代、電気代です。
内訳 | 目安金額 | 詳細 | |
---|---|---|---|
毎月 | 水代 | 1,200円~2,200円×配送されたボトル分 | ボトル1本(12L)の購入代金×配送されたボトル分必要 |
サーバーレンタル代 | 0~1,000円 | サーバーレンタル代無料のサーバーもある | |
電気代 | 400~1,000円 | 本体の電気代 節電タイプは月500円程度 |
|
配送料 | 0円 500〜1,000円程度 |
通常は無料 北海道・沖縄・離島は配送料が必要な場合がある |
|
休止時 | 配送休止手数料 | 0~1,000円 | 定期配送を休止する場合に発生する手数料 |
サポート料 | 500~1,000円 | サーバー代は無料だが サポート料が必要なメーカーがある 故障修理費などが無料になる |
アクアクララとクリクラは、毎月サポート料(500〜1,000円目安)が必要です。
サポートには、故障修理費が無料になるなどのサービスが含まれています。
臨時で発生するウォーターサーバーの費用はある?
月々支払う費用以外に臨時で発生する以下の費用があります。
- 定期メンテナンス料
- サーバー交換手数料
- 故障時の修理費
- 契約停止や乗り換え時に発生する解約金
内訳 | 目安金額 | 詳細 | |
---|---|---|---|
2年に1回※ | 定期メンテナンス料 | 0円~ | メーカーがサーバーの洗浄・除菌を行うメンテナンス料 無料で実施しているメーカーが多い |
交換時 | サーバー交換手数料 | 0~20,000円 | 新しいサーバーに交換する場合 契約期間や機種によって違う |
修理時 | 故障・修理費 | 0~10,000円 | 故障など修理が必要な時 |
解約時 | 解約金 | 10,000〜20,000円 | 契約期間内に解約すると発生する契約解除料(解約違約金) |
※メーカーやプランにより頻度は違います。
サーバーの定期メンテナンスは必要?
サーバーは定期メンテナンスが不要の機種と必要な機種があります。
多くのサーバーは、内部に除菌する機能を備えていて特別なメンテナンスは不要です。
定期メンテナンス(サーバーの洗浄・除菌)が必要なサーバーも、数年おきに無料で実施しているメーカーがほとんどです。