目次
コーヒー機能付きのウォーターサーバーを紹介!
数あるウォーターサーバーの中でコーヒー機能が付いたウォーターサーバーは、以下の2種類です。
スラットカフェとアクアウィズの2機種を編集部が撮影
コーヒー機能付きウォーターサーバー2機種
- フレシャス「Slat+cafe(スラットプラスカフェ)」
- アクアクララ「AQUA WITH(アクアウィズ)」
どちらも、ボタン1つで簡単にコーヒーが淹れられます。
スラットカフェでもアクアウィズでも、本格的なコーヒーが飲めるのがうれしいところ。
スラットカフェではUCCによる専用のドリップポッドも使用できます。
そして、アクアウィズはアクアクララとネスカフェが共同開発した一体型マシンでコーヒーを飲めますよ。
もちろん、それぞれのウォーターサーバーには冷水や温水を出せる基本的な機能もバッチリと付いているので、家族みんなで便利に使えるでしょう。
続いては、実際にスラットカフェ、そしてアクアウィズを使ってみた様子をお伝えしていきます。
フレシャス「Slat+cafe」
スラットカフェの設置イメージ
フレシャスがUCCと共同開発して生まれた、このスラットカフェ。メーカーは「プロが淹れたコーヒーを再現」と謳っています。
ちなみに、UCCは1951年に上島珈琲株式会社として誕生しました。1969年には世界で初めて(※)缶コーヒーを発売するなど、日本のコーヒー業界を牽引してきた企業と言って良いでしょう。
スラットカフェでできるコーヒーは、UCCオリジナルのドリップポッドを使用した方法と、自分好みのコーヒー豆を使う方法の2通り。どちらも、コーヒーの粉に湯をかけてコーヒーを抽出する「ドリップ式」を採用しています。
ドリップ式で大切な、「蒸らし」「湯量」「抽出スピード」をマシンがコントロールしてくれるので、いつでもおいしいコーヒーが飲める、というのがメーカーのこだわりポイントです。
「コーヒーはドリップで飲みたい!」というこだわりのある人におすすめですよ。
フレシャス「Slat+cafe」のおすすめポイント
- 抽出方法がドリップ式なので本格的な味わいを楽しめる
- コーヒー80~84℃・紅茶71~75℃・緑茶82~86℃と適温が選べる
- シンプルなデザインで自宅のインテリアになじむ
フレシャス「Slat+cafe」のコーヒー抽出を編集部が体験
今回は、実際にミズコム編集部がスラットカフェでコーヒーを淹れてみました。その様子をお伝えしていきます。
フレシャス「Slat+cafe」のコーヒー抽出方法
- サーバーの予熱をスタート
- ドリップポットをホルダーにセット
- ポッドホルダーを本体のカフェ抽出口にセット
- コーヒーの抽出量をセット
- 「COFFEE」ボタン長押し→コーヒー抽出スタート
1.サーバーの予熱をスタート
スラットカフェを上から見た様子
スラットカフェでは、以下の2つを使用できます。
- UCCのドリップポッド
- 市販のコーヒー豆(粉)
ここではドリップポッドを使って解説していきます。
スラットカフェでコーヒーを淹れるには、まずマシンの予熱からスタートします。
操作はすべて、ウォーターサーバー上部のボタンで行います。
「COFFEE」ボタンを長押しすると、予熱開始です。 赤く点滅しているランプが緑色の点灯に変われば、予熱完了です。
予熱が完了すると、アラームが鳴って知らせてくれます。 その間、約15秒ほどです。 次に使用するドリップポッドの用意などをしていれば、あっという間に予熱できてしまいますよ。
2.ドリップポットをホルダーにセット
UCC「ブルーマウンテンブレンド」
次に、ドリップポッドをセットします。 ドリップポッドは、UCCがコーヒーマシン用に販売している個包装のコーヒーパックです。
カプセル型のパックにコーヒーの粉とフィルターが入っています。
ドリップポッドをセットする様子
このドリップポッドケースのフタをはがし、中身を取り出します。 そして、専用のポッドホルダーにセットします。
3.ポッドホルダーを本体のカフェ抽出口にセット
ポッドホルダーを本体にセット
次に、ドリップポッドをセットしたホルダーを、スラットカフェ本体にはめ込みます。 カチッと音がするまで右側に回してくださいね。
4.コーヒーの抽出量をセット
カプセルに記載の湯量で設定
次に、コーヒーの抽出量をセットしましょう。
抽出量は7段階の設定があります。ドリップポッドケースのフタ部分に目安抽出量が「1~7」の数字で示されているので、確認してください。
たとえば、ブルーマウンテンブレンドならば「4」と表記されているので、湯量を4段階目にセットします。「4」の場合、湯量は約140mlです。
まずは、おすすめの湯量で淹れてみてください。慣れてきたら、自分の好みやその日の気分に合わせて変えてみるのもいいですね。
5.「COFFEE」ボタン長押し→コーヒー抽出スタート
豊かな香りと共にコーヒーが抽出
最後にCOFFEEボタンを長押しすれば、抽出スタートです。
ちなみに、コーヒー以外にも紅茶や日本茶を淹れられる、このスラットカフェ。
淹れるドリンクの種類をボタンで選べば、お湯の温度を自動的に設定してくれるという優れものです。
また、フレシャスのお水は富士山の標高1,000m地点で採水されています。コーヒーの濃度を引き出してくれるカルシウム、コーヒーのフレーバーを引き出すミネラルを含んだ軟水のお水です。水道水で作るコーヒーとは異なり、スッキリ感、まろやかさを感じることができます。
フレシャス「Slat+cafe」 | |
---|---|
月額費用 (9.3L×2本) | 4,574円 (水代3,254円+レンタル代1,320円) |
水の種類 | 天然水 |
メーカー | UCC |
抽出方法 | ドリップ式 |
種類 | 20種類 |
1杯あたり | ドリップポッド=約69円 市販豆使用=約10円~ |
ボトルタイプ | 9.3L(1回使い切り) |
サイズ | 幅29×奥行35×高さ111cm 25.5kg |
カラー | マットブラック/マットホワイト |
タンク容量 | 冷水:1.5L 温水:1.5L |
消費電力 | 冷水:90W 温水:430W ドリップ抽出:1,250W 最大消費電力:1,340W |
水の温度 | 冷水:4〜10℃ 温水:80〜85℃ 温水(エコモード):70~75℃ 温水(リヒート時):約90℃ |
機能性 | 常温水 ボトル下交換 リヒート機能 使い捨てボトル クリーン機能 ECO機能 |
アクアクララ「AQUA WITH」
アクアウィズの設置イメージ
アクアクララで本格的なコーヒーが飲める機種には「AQUA WITH ネスカフェ ドルチェグスト ジェニオ アイ」と「AQUA WITH ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」の2つがあります。(※2024年9月2日で「ドルチェグスト」は終売となりました)
アクアクララとネスレが共同開発したこの2つのウォーターサーバーは、サーバーの上にコーヒーマシンがドッキングした形になっているのが特徴です。
ちなみに「ドルチェグスト」と聞くと、専用カプセルを使ってコーヒーを飲めるイメージを持っている人も多いかもしれませんね。 続けて、詳しくお伝えしていきます。
アクアクララ「AQUA WITH」おすすめポイント
- コーヒーをカプセル式の「ドルチェグスト」の粉末タイプの「バリスタ」の2種類から選べる
- カプセルは約30種類!豊富な味のバリエーションを楽しめる
- マットなブラックで高級感がある
アクアクララ「AQUA WITH」のコーヒー抽出を編集部が体験
コーヒー機能付きのアクアウィズ。こちらもミズコム編集部で試してみました。
おしゃれでマットなブラックの本体は、キッチンやリビングに高級感を与えてくれます。
コーヒー機能には2つのタイプがあり、カプセルタイプの「ドルチェグスト」とインスタントコーヒーを使用する「バリスタ」のどちらかを選べます。
今回、ミズコム編集部ではドルチェグストと一体になったマシンを実際に試してみました。 ドルチェグストのカプセルは、約30種類!豊富なラインナップが魅力です。
アクアクララ「AQUA WITH」のコーヒー抽出方法
- サーバー「COFFEE MODE」ボタンとドルチェグストの電源をオン
- コーヒーカプセルをホルダーにセット
- コーヒー抽出量をセット
- コーヒーの抽出量をセット
- ロックハンドルを下げてセット→コーヒー抽出スタート
1.サーバー「COFFEE MODE」ボタンとドルチェグストの電源をオン
2つの電源ボタンをオン
では、早速ドルチェグストの使い方を説明します。 今回は、メーカー最新機種よりも一世代前の機種を使っていますが、工程にほとんど違いはありません! まず、ウォーターサーバーの方の「COFFEE MODE」ボタンとドルチェグストの方の電源ボタンを押して、オン状態にします。
2.コーヒーカプセルをホルダーにセット
アクアウィズのコーヒーカプセル
次に、お好みのドルチェグスト用カプセルを選びます。
20種類以上のラインナップの中には、スターバックスのメニューやミルクティー、宇治抹茶なども含まれています。
カプチーノやラテマキアートなどのメニューを作るときには、ミルクカプセルを併用し、まるでフォームしたような泡が楽しめるのが魅力です。
カプセルをセットするためにホルダーを引き出す
好きなカプセルを選んだら、ロックハンドルを持ち上げ、カプセル用のホルダーを引き出します。
ホルダーにカプセルをセット
ホルダーにカプセルをそのままポンと入れます。 カプセルのフタははがさないでOKですよ。
抽出量の目安がフタに表示されているので、チェックしておきましょう。
カプセルをホルダーに入れたら、ロックハンドルを下げます。
3.コーヒー抽出量をセット
カプセルに記載された湯量でセット
カプセルのフタに表示されている抽出量を目安に、ドルチェグスト上部のレバーで抽出量をセットします。 最新機種では、このレバーがクルクル回転するホイールに変わっています。
4.ロックハンドルを下げてセット→コーヒー抽出スタート
熱いコーヒーが湯気と共に抽出される
最後に、上部のレバーを横に倒せば、コーヒーの抽出が始まります。 最新機種では、ボタンを押すとスタートします。
アクアクララのお水はRO膜でろ過しミネラルを加えた硬度29.7mg/ℓの軟水です。天然水と比べ環境に左右されない均一な味のお水です。こちらもカルシウムやナトリウムを含んでおり、コーヒーの酸味やフレーバーを楽しめます。
アクアクララ「AQUA WITH」 | |
---|---|
月額費用 (12L×2本) | 5,008円 (水代2,808円+あんしんサポート料2,200円) |
水の種類 | RO水 |
メーカー | ネスレ |
抽出方法 | エスプレッソ式 ソリュブル(粉末)式 |
種類 | 30種類 |
1杯あたり | 約52円 |
ボトルタイプ | 12L(リターナブル) |
サイズ | バリスタ搭載時 幅32×奥行32×高さ134.4 cm 24.3kg ドルチェグスト搭載時 幅32×奥行32×高さ133.5 cm 23.6kg |
カラー | ブラック |
タンク容量 | 冷水:3.3L 温水:1.6L |
消費電力 | 冷水:105W 温水:465W 消費電力:1460W ※参考:ジェニオ アイ |
水の温度 | 冷水:5〜11℃ 温水:85〜95℃ 温水(省エネ運転中):70~75℃ |
機能性 | チャイルドロック ECOモード UV除菌ランプ ボトル下交換 HOT BOOSTER(加熱) SIAA/SEK抗菌マーク認証 (冷水タンク、エアフィルター) |
どんなコーヒーが飲めるの?カフェ機能・メニューを2機種で比較!
ここからはコーヒー機能付きウォーターサーバーの2機種を、詳しく比較していきましょう。 まず、カフェ機能とメニューについて、比べてみます。
コーヒー抽出方法の比較表
フレシャス「Slat+cafe」 | アクアクララ「AQUA WITH」 | |
---|---|---|
抽出方法 | ドリップ式 | エスプレッソ式 ソリュブル(粉末)式 |
フレシャス「Slat+cafe」の抽出方法はドリップ式
フレシャスのスラットカフェは、ドリップ式を採用しています。
ドリップ式は、お湯に圧力をかけずにコーヒーの粉に注ぐ方法です。喫茶店でもドリップ式で抽出する店が多いので、日本では馴染み深い抽出方法ですね。
ドリップ式だと豆の微粉やコーヒー豆から出るコーヒーオイルが出ないので、澄んだ味わいを楽しめます。
実際、スラットカフェで淹れたコーヒーを飲んでみると、飲みやすく、生活の中のさまざまな場面で飲みたくなるコーヒー、と感じられました。
フレシャス「Slat+cafe」は市販のドリップ用コーヒー粉も使える
フレシャスのスラットカフェで特徴的なのは、市販されているコーヒー豆(粉)を使える点です。 コーヒーが好きならば、「自分の好きなコーヒーをおいしい水で淹れたい」と思う人もいるでしょう。 スラットカフェならば、そんな要望にも応えられます。
フレシャス「Slat+cafe」のドリップポッド
スラットカフェで市販のドリップ用コーヒーを使う場合、コーヒー粉専用ホルダーを使用します。
フレシャス「Slat+cafe」の市販コーヒー粉のセット方法
専用ケースにコーヒーの粉を入れ、フタをします。そして、ホルダーにセット。 そのあとは、ドリップポッドの時と同様です。ホルダーを本体にはめ込み、コーヒーを抽出しましょう。
アクアクララ「AQUA WITH」はエスプレット式とソリュブル(粉末)式の2種類から選べる
アクアクララ「AQUA WITH」のコーヒー2種類 | ||
---|---|---|
機種名 | ドルチェグスト | バリスタ |
抽出方法 | エスプレッソ式 (カプセル) | ソリュブル(粉末)式 (パック) |
続いては、アクアクララのアクアウィズについて解説していきます。
アクアウィズでは、エスプレッソ式のドルチェグストと、ソリュブル式のバリスタの2つの機種から選べます。
エスプレッソ好きならばドルチェグストを、安く手軽にコーヒーを楽しみたければバリスタを、という風に好みによって選べるのがいいですね。
エスプレッソ式では、高圧のお湯を注いでコーヒーを抽出します。ドリップ式と違い、コーヒーオイルも出てくるので濃厚な味わいが楽しめる抽出方法と言われています。
見た目でその違いが分かるのは、「クレマ」と呼ばれるクリーム状の泡が表面を覆うことです。
アクアウィズのドルチェグスト機種で淹れたコーヒーにも、きちんとクレマができますよ。
カプセルの種類を2機種で比較
続いては、スラットカフェとアクアウィズのコーヒー専用カプセルについて詳しく比較していきます。 スラットカフェの最大の特徴は、世界中の高級なコーヒーが楽しめるということ。
アクアウィズの方は、メニューの多さとスターバックスのコーヒーも楽しめるところがいいですね。
フレシャス「Slat+cafe」 | アクアクララ「AQUA WITH」 | |
---|---|---|
抽出方法 | ドリップ式 | エスプレッソ式 |
抽出方法 | ドリップ式 | エスプレッソ式 |
カプセル種類 | 20種類 | 30種類 |
カプセル1個あたりの値段 | 約69円 | 約52円 |
1杯あたりの値段※ | 約97円 | 約71円 |
1箱あたりの値段 | 855円 (スペシャルブレンド12P) | 1,833円 (レギュラーブレンド30P) |
定期プラン | 4,990円 (選べるBOX6 72P) 毎月または隔月 | 915円 3ヶ月コース 12箱以上 (レギュラーブレンド30P) |
注文周期 | 毎月または隔月 (定期便) | 2ヶ月または3ヶ月ごと (アクアウィズ定期便) |
※水160ml+カプセル1個の合計金額で表記
フレシャス「Slat+cafe」の専用カプセルの特長
フレシャス「Slat+cafe」のカプセル
フレシャスのスラットカフェ用ドリップポッドは、ネスレの方と比べるとやや高級な印象です。
使用する豆の産地にもこだわり、世界各地のスペシャルティコーヒーを選べます。「カップオブエクセレンス」と呼ばれる、コーヒーの国際的な品評会で2016年に1位を獲得したホンジュラスのエルプンテ農園限定のコーヒー豆を使った商品もありますよ。 エルプンテ農園のドリップポッドは1杯100円以上するので、ラインナップの中ではお高く感じますがコーヒーにこだわりたい方の人気を集めているようですね。
そのほか、ハワイコナブレンドをはじめ、グワテマラやコロンビア、ルワンダなどの豆も揃っているのが魅力です。
また、高級豆と言われている「ブルーマウンテンブレンド」にも人気があり、コーヒー好きの方たちが多いことが窺えます。 ほかにも、静岡掛川市産の茶葉に限定した「静岡まろみほうじ茶」も人気ですよ。
(出典:UCC公式サイト)
(出典:UCC公式サイト)
(出典:UCC公式サイト)
フレシャス「Slat+cafe」の温度設定機能
スラットカフェでは、淹れるコーヒーやお茶の種類によって抽出温度を自動で設定してくれます。
コーヒーならば80~84℃、緑茶は71~75℃、紅茶は82~86℃と、それぞれにお茶に合った適温で抽出してくれるので、よりおいしく飲めそうですね。
フレシャス「Slat+cafe」でアイスコーヒーを作ってみました
また、スラットカフェでは、設定の工夫によってアイスコーヒーを作ることもできますよ。
コーヒー抽出時に、湯量を1にセットすることで濃いコーヒーを作ります。氷をたっぷりと入れたグラスを置き、その上にコーヒーを注げば、簡単にアイスコーヒーの完成です。
アイスコーヒーを手作りするとき、ドリップ派の人はコーヒーの粉の量や抽出するお湯の量に悩みがちではないでしょうか。
スラットカフェならば、そのような悩みが不要になるのはうれしいポイントです。
アクアクララ「AQUA WITH」の専用カプセルの特長
アクアクララ「AQUA WITH」のコーヒーカプセル
アクアウィズのドルチェグスト用カプセルは、比較的安価に本格的な味が楽しめる点がうれしいですね。
また、メニューにスターバックスのオリジナルコーヒーや季節限定フレーバーなどが登場するのも、楽しみの1つです。
普段からコーヒーショップに行くことの多い人ならば、魅力的に感じるのではないでしょうか。
アクアクララ「AQUA WITH」のアイスコーヒーカプセル
アクアウィズで使えるカプセルはメニューが豊富で、アイスコーヒーだけでも3種類から選べますよ。
1つはスラットカフェと同じように、ホットコーヒーを氷に注ぐタイプ。2つ目は水出しコーヒーです。
さらに、3つ目としてアイスカフェオレが作れるカプセルがあります。これならば、コーヒーを作ってからミルクを入れる手間もいらず、簡単でうれしいですね。
コーヒーで選ぶ「Slat+cafe」と「AQUA WITH」がおすすめな人
コーヒーで選ぶ2機種のおすすめな人
- コーヒー80~84℃・紅茶71~75℃・緑茶82~86℃にこだわりたい人にはフレシャス「Slat+cafe」がおすすめ
- カプセルの種類が多い方がいいという人にはアクアクララ「AQUA WITH」がおすすめ
スラットカフェは、よりコーヒーの1杯1杯にこだわりたい人におすすめです。 コーヒーや緑茶、紅茶の抽出温度やコーヒー豆の産地やブレンドなどを選べるのが魅力です。
一方、アクアウィズは種類の豊富さを求める人におすすめ。 アイスコーヒーだけでも3種類から選べたり、カフェインレスコーヒーがあったり、アーモンドラテなどちょっと変わったメニューがあるのも特徴です。
メンテナンスは必要?お手入れ方法を比較!
おいしいコーヒーが飲めるのはうれしいですが、実際に使うとなると、日常のお手入れのしやすさも大切ですよね。 続いては、スラットカフェとアクアウィズ、それぞれのメンテナンス方法を紹介します。
清潔に保って気持ちよく、おいしいコーヒーを楽しみましょう。
「Slat+cafe」 | 「AQUA WITH」 | |
---|---|---|
カプセルホルダー洗浄 | △1回使用ごとに必要 | ◯毎日 |
その他パーツ洗浄 | ◎なし | △毎日2つのパーツを洗浄 ・抽出トレイ ・抽水グリット |
その他の洗浄 | ◎ | ◎ |
フレシャス「Slat+cafe」のコーヒー機能のメンテナンス
(出典:フレシャス公式YOUTUBE【フレシャス・スラット+カフェ(slat+cafe)】カフェ機能のメンテナンス)
スラットカフェは、メンテナンスが簡単で手間も少ないのがうれしいところです。 コーヒーを淹れたあとのみ、毎回ドリップポッドホルダーを洗えばOKなので、お手入れが楽らくですよ。
スラットカフェはシンプルな作りなので、拭き掃除も楽々です。 もし旅行や出張などで3日以上コーヒー機能を使わないときには、内部乾燥機能を使用しましょう。
内部乾燥機能を使うには、ドリップポッドホルダーを装着して、耐熱コップ(300ml以上のもの)を注ぎ口の下に置きます。そして、ボタンを押せば約30秒で内部乾燥ができます。
抽出口カバーを付けておけば、ほこりが入ったりする心配もありません。 しばらく使用しないときでも、マシンを衛生的に保っておけるので、心強いですね。
アクアクララ「AQUA WITH」のコーヒーマシンのメンテナンス
(出典:ネスカフェ公式)
アクアウィズもお手入れは比較的楽ですよ。
カプセルホルダーについては、使用ごとまたは毎日洗ってください。 特にミルク入りのものを抽出した際には、ミルク成分が残らないように気を付けます。
そして、抽出トレイと抽出グリッドは毎日、水道水で洗いましょう。
ドルチェグスト単体で使っている人は、給水タンクの掃除や、水道水を使うために生じる湯垢洗浄などに労力を割かれるのが大変そうです。 その点、アクアウィズならば、掃除の手間が省けて便利ですね。
サーバー内部の衛生面は?
自分でお手入れすることができないサーバー内部の汚れについて、気になる人もいるでしょう。
実は、スラットカフェ、アクアウィズ共に、サーバー内部をきれいに保ってくれる自動クリーン機能が付いているので、サーバー内部は衛生的に保たれています。
フレシャスいわく、スラットカフェはウォーターサーバー内部のクリーンシステムが確立しているとのこと。 サーバー内部に水や温水を定期的に循環させる「フレッシュ機能」で、サーバーを清潔に保っているそうです。
そのため、利用者がするお手入れとしては「さっと拭く」ことだけ。特にコーヒーの抽出口周辺は、抽出したコーヒーや粉の飛び散りなどで汚れることもあるので、こまめに拭き掃除をしましょう。
ちなみに、フレシャスではメーカーによるメンテナンスは基本的に行なっていません。
フレシャス「Slat+cafe」 | アクアクララ「AQUA WITH」 | |
---|---|---|
サーバー本体の内部クリーン機能 | ◎ | ◎ |
定期メンテナンス | △ | ◎ |
そして、アクアウィズもサーバ―内部を衛生的に保つために「UVライト」と「Agプレート」を導入しています。 さらに、メーカーによる定期的なメンテナンスも2年に1度行われます。 自宅だけではなく、オフィスのように使用回数が多い環境でも安心して使えますね。
メンテナンスで選ぶ「Slat+cafe」と「AQUA WITH」がおすすめな人
メンテナンスで選ぶ2機種のおすすめな人
- 日常のお手入れが簡単な方がいい人にはフレシャス「Slat+cafe」がおすすめ
- メンテナンスもコーヒーの楽しみの一部という人にはアクアクララ「AQUA WITH」がおすすめ
スラットカフェもアクアウィズも、お手入れについてはかなり簡単な印象です。 2つの機種を比較したとき、あえて言うならば、スラットカフェの方がよりパーツが少なく、シンプルなため、お手入れしやすいと言えるでしょう。
在宅勤務や家事、育児で忙しく、少しでもお手入れにかける手間が少ない方がいいという人にとっては、スラットカフェがおすすめとなります。
メンテナンスもコーヒーを楽しむ要素の1つだと感じられる人であれば、アクアウィズがおすすめです。
お家カフェを楽しくするのは?デザインで比較!
編集部が2機種を並べてデザインを比較
続いては、スラットカフェとアクアウィズの2機種について、デザイン視点から比較をしてみたいと思います。 ミズコム編集部で実際に使ってみたので、その感想を交えてお伝えしていきますね。
まずは両者のデザイン全体感から。
スラットカフェもアクアウィズも、シンプルで余計な装飾もないので、置く場所を選ばないデザインになっています。 ウォーターサーバーを家に置くとき、「家電ぽさが気になる」という人もいますが、この2機種はその点をクリアしていると言えるでしょう。
実際にはキッチンやリビングにウォーターサーバーを設置する家庭が多いですが、デザインがおしゃれなら気分も上がりそうです。
操作位置はアクアウィズの方が少し高い
そして、スラットカフェとアクアウィズに共通しているのが、どちらも操作部が高いところにある点です。 スラットカフェは身長170cmの大人の胸あたりに操作パネルがあり、注水口は腰のあたりにあります。
そして、アクアウィズは、さらにもう少し高い位置に操作パネルがありますが、ボタンが前向きなので、写真のモデル(身長170cm)よりも身長が低い人でも使いやすく工夫されています。
スラットカフェもアクアウィズも腰をかがめて操作しなくて良いので、身体への負担が少ないのが良いですね。
サイズの話で言うと、設置場所として必要なスペースは、どちらの機種もA4用紙1枚分より少し大きいぐらいの面積です。
存在感としては、スラットカフェの方がややすっきりとしている印象になります。 アクアウィズは上にコーヒーマシンが乗っている形のため、背が高く、大きな印象につながるようです。
どちらも下置きタイプのウォーターサーバー
続いて、ボトル交換について見ていきましょう。
どちらもボトル下置きタイプという点が共通しています。 本体前面部の扉を開け、下部にある給水用トレイを引き出し、そこに新しい水のボトルを設置する、という手順も一緒です。
一点、大きく違うのは、使用済みのボトルの処理です。
フレシャスではワンウェイ方式を採用しているため、使用済みのボトルは廃棄しますが、アクアクララはリターナブル方式なので、使い終わったボトルは保管しておく必要があります。
ちなみに、フレシャスのボトルは水を給水した後、中に空気が入らない仕組みなので、使用済みボトルを取り出すときは、クシャクシャになっています。 環境のことを考えると、ゴミを減らしていきたい今日この頃。ゴミの容積を減らせるのは、好感が持てますね。
ミズコム編集部のフレシャス「Slat+cafe」のデザインの感想
フレシャス「Slat+cafe」の設置イメージ
スラットカフェはスラットにカフェ機能を付け加えたものです。
スラットはグッドデザイン賞も受賞していて、デザイン面ではお墨付きとも言える、スタイリッシュなウォーターサーバーです。
本体カラーはマットなブラックとホワイトの2色展開。
家電ぽくない雰囲気を醸し出していて、インテリアに馴染んでくれます。 。注水口、抽出口の周りだけ鏡面仕上げになっているのも、おしゃれですね。
ミズコム編集部のアクアクララ「AQUA WITH」のデザインの感想
アクアクララ「AQUA WITH」の設置イメージ
アクアウィズはある意味分かりやすいデザイン、という感じです。
「ウォーターサーバー+コーヒーマシン」というのが、パッと見で分かります。
ウォーターサーバー部分はとてもシンプルで、全面マットなブラックの箱型です。 水のボトルがサーバー内部に納められるようになっているので、おしゃれな外観を保っています。
ウォーターサーバーの置き場として多いキッチンだけではなく、リビングにも置けるおしゃれさ、シンプルさに好感が持てます。 サーバー上部に操作パネルが並んでいるので、使いやすさも担保されていますよ。
デザインで選ぶ「Slat+cafe」と「AQUA WITH」がおすすめな人
デザインで選ぶ2機種のおすすめな人
- シンプルで自宅のインテリアになじむデザインがいい人にはフレシャス「Slat+cafe」がおすすめ
- 高級感のあるデザインが好きという人にはアクアクララ「AQUA WITH」がおすすめ
よりシンプルでスタイリッシュなもの、インテリアになじみやすいものを置きたいと考える人には、フレシャスのスラットカフェが合うでしょう。
「コーヒーマシンがある部屋」という印象が高級感につながると感じられる人には、アクアウィズがおすすめです。
コーヒー機能付きウォーターサーバーのメリットとデメリット
スラットカフェとアクアウィズ、ともに魅力的な商品ですよね。 とは言え、手入れやコストもかかるので、申し込むべきかどうか見極めたいと考えている人もいるでしょう。
そんな人のために、コーヒー機能付きウォーターサーバーのメリットとデメリットをまとめて解説します。
コーヒー機能付きサーバーのメリット
コーヒー機能つきサーバーのメリット
- 自分でドリップする手間なし
- おいしいお水でコーヒを淹れられる
- コーヒーマシンに水を補充する手間なし
- UCCやネスレの本格的なコーヒーを楽しめるため
自分でドリップする手間なし
フレシャスによるスラットカフェの公式Webサイトでは、スラットカフェでコーヒーを抽出するまでにかかる時間は約1分50秒です。 一方、ハンドドリップによる抽出は、お湯を電気ケトルで沸かす時間も含めて約5分30秒。
(出典:フレシャス公式YOUTUBE「Slat+cafe VS ハンドドリップ コーヒーができあがるまでの時間比較」)
忙しい家事や在宅勤務の合間を縫って、「ちょっと休憩したい」と思ったときに、すぐにコーヒーが飲めるのはコーヒー機能付きウォーターサーバーならではです。
また、スラットカフェならば富士山のミネラルを含んだ天然水で、アクアウィズならば「ピュアウォーター」とも呼ばれるRO水でコーヒーを淹れられる点もメリットの1つ。
良い水を使って淹れるおかげで、コーヒーがおいしく飲めます。 そして、ウォーターサーバー一体型ならではの利点が、水の補給をしなくて良いことです。
コーヒーマシンを使ったことのある人ならば、飲みたいと思ったときに水の残量が少なかったり、いつ入れた水だか分からなくなり、結局水を入れ替えた……という経験のある人もいるでしょう。
スラットカフェやアクアウィズならば、そのようなわずらわしさからも解放されますよ。 また、コーヒーの味が安定的に高いレベルなのも、コーヒー機能付きウォーターサーバーの利点です。
お伝えしてきたように、スラットカフェはUCCと、アクアウィズはネスレと共同開発のサーバーを展開しています。
UCCもネスレも、コーヒーメーカーとして一定の評価のある企業ですから、いつ誰が淹れても、おいしいコーヒーが飲めるわけです。
コーヒー機能付きサーバーのデメリット
コーヒー機能つきサーバーのデメリット
- ハンドドリップに比べるとお手入れはやや面倒
- 設置スペースが必要
- 水代やカプセル代の他に、レンタル代や電気代が別途かかる
ハンドドリップの場合、一般的には使用後の紙フィルターを捨てて、ドリッパーを洗えば片付けは済みます。
コーヒー機能付きウォーターサーバーの場合も、カプセルを捨ててカプセルホルダーを洗うところまでは一緒ですが、それ以外のパーツもきれいにしなければなりません。
そう思うと、ハンドドリップに比べてお手入れがやや面倒だと感じる人もいるでしょう。
また、設置スペースについてです。ウォーターサーバーはどうしても大きな空間が必要になってしまうものです。 先にお伝えしたように、それぞれのスペースについては、だいたいA4サイズの用紙1枚分程度の床面積があればOKです。
しかし、空間を占める大きさもあるので、圧迫感を感じる人もいるかもしれません。
また、アクアウィズについては使用後のボトルを保管しておく場所も必要です。次に配送スタッフが来るまでは、空ボトルを家の中にキープしておかなければなりません。
また、水代とカプセル代のほかに、サーバーのレンタル代や電気代もかかってくるため、コストの面では割高になります。
コーヒー機能部分のメンテナンスを2機種で比較
フレシャス「Slat+cafe」 | アクアクララ「AQUA WITH」 | |
---|---|---|
水代1杯 (160ml) | 約28円 | 約19円 |
ボトル1本 | 1,627円 (9.3L) | 1,404円 (12L) |
カプセル1個の値段 | カプセル1個の値段 約69円 | カプセル1個の値段 約69円 |
レンタル代 | 月額1,320円 | 月額2,200円 |
電気代 | 約380円/月 | 約550円/月 |
※エコモード併用
コーヒー(160ml)を1日に3杯飲む人ならば、1ヶ月に使用する水の量は14.4Lとなります。
スラットカフェでもアクアウィズでも、水を2本以上は頼まなければ足りない計算ですね。
なお、スラットカフェにはサーバー購入プランもあります。本体価格66,000円(税込)を分割購入するプランで、月々購入する水の料金が17%引きになるという、お得なものです。
また、電気代がかかる点については、スラットカフェにもアクアウィズにもエコモードがあるので、節約につながります。 スラットカフェは通常の約70%オフに、アクアウィズは約45%オフになるため、エコという観点でもうれしいですね。
しかし、ご紹介した2機種はカプセルを購入するタイプで、少し高いなと思われる方もいるかもしれません。 とはいえ、水道水を使用する場合は、カルキ臭を除去した浄水を使用したり、煮沸したりと少し手間です。
そこで、もっと手軽に安くコーヒーを飲みたいと言う方には、浄水サーバーがおすすめです。
エブリィフレシャス(tall)
(エブリィフレシャスの設置画像)
定額制で月額3,300円(税込)でレンタルをする水道水を浄水する浄水サーバーです。 自宅の水道水を注ぐだけで浄水されたお水を使うことができます。
冷水・温水は6段階の温度調節機能がついており、便利です。
コーヒー機能付きウォーターサーバーはどんな人におすすめ?
コーヒー機能付きウォーターサーバーについてお伝えしてきましたが、実際に自分が家で使用しているイメージがつきにくいと感じる人もいるかもしれませんね。 続いては、具体的にどのような人にコーヒー機能付きウォーターサーバーがおすすめなのかをお伝えしていきます。
手軽におうちカフェを楽しみたい人におすすめ
家でハンドドリップコーヒーを飲んでいる人で、手間を省きたいと考えている人に、コーヒー機能付きウォーターサーバーはおすすめです。
また、在宅勤務する時間が増えて、「家でおいしいコーヒーが飲めたらいいのに」と考えている人も、コーヒー機能付きウォーターサーバーを活用できるでしょう。 サーバーを導入すれば、コンビニにコーヒーを買いに行く時間も手間も不要になりますよ。
コーヒーだけではなくお茶も楽しみたい家族におすすめ
コーヒー好きな人だけではなく、紅茶派の家族や、カフェオレを飲みたい子どもたちにも、コーヒー機能付きウォーターサーバーはおすすめです。
発売されている専用カプセルには、ブラックコーヒーだけではなく、カフェオレや紅茶、緑茶、ジャスミン茶などもラインナップされています。 スラットカフェやアクアウィズを使えば、家族みんなの飲み物を時短で作れて、それを飲みながら団らんの時間を持つ……そんな楽しみも生まれるでしょう。
コーヒー作りだけではなく赤ちゃんのミルク作りにもおすすめ
この記事で紹介する「Slat+cafe」と「AQUA WITH」は、両者とも、エコモードを利用すると、約70℃のお湯が使える機能があります。
70℃は、厚生労働省が、赤ちゃんのミルク作りに推奨する温度※。
熱水から湯冷ましするよりも、早く適温になるので、赤ちゃんのミルク作りが時短でできます。