アルピナウォーターのデメリットは?スタンダード・エコ・水素水サーバーを使って検証

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女性が座るソファーの隣に設置されたアルピナウォータースタンダードサーバー

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アルピナウォーターは、純水(ピュアウォーター)をリーズナブルに提供しているウォーターサーバーのブランド。

扱うウォーターサーバーのなかに、水素水が飲めるサーバーがあるのが大きな特徴です。

「安いウォーターサーバーって使い勝手悪くない?」「純水はおいしいの?」「水素水って味がするの?」などが、使う前の正直な疑問。

今回は、ミズコム編集部で水素水サーバーを含めた全機種をお借りし、実際に使ってみました。使ってみてどうだったのか?生の声をお届けします。

当サイトの価格表記は、すべて税抜きです。

アルピナウォーターとは?

アルピナウォーターforeveryone  

アルピナウォーターは、RO水の中でも純水(ピュアウォーター)を扱うウォーターサーバーブランド。

ウォーターサーバーは「スタンダードサーバー」、「エコサーバー」、「水素水サーバー」の3機種をラインアップしています。

アルピナウォーターの特徴

アルピナウォーターのスタンダードサーバー

(掲載機種:スタンダードサーバー)

天然水由来のピュアウォーター

アルピナウォーターのRO水は、RO膜(逆浸透膜)という分子レベルの細かいフィルターで不純物を99.9%取り除いた純水(ピュアウォーター)です。

RO水に人工的にミネラルを添加して提供しているメーカーが多い中、アルピナウォーターは純水のまま。

原水を水道水でつくるRO水が主流ですが、アルピナウォーターは天然水由来というのがメーカーのこだわりです。

「水そのものの味であるピュアウォーターだからこそ、本当に良い水を求め、大自然の残る長野県大町の天然水を原水としている」とうたっています。

市販の赤ちゃん用の水もピュアウォーターなので、もちろんミルク用にも問題なく使えます。味わいはまろやかで、どんな年代の人でも飲みやすく優しい水といえるでしょう。

ランニングコストが安い

ボトル代が低価格&注文ノルマがない」のが、アルピナウォーターの安さの秘密。

水代が12Lボトル1,242円(関東エリア)と業界でも低価格クラスなのが大きな特徴です。

さらにウォーターサーバー業界では主流の「一定期間での注文ノルマ」がないので、必要なときに注文でき、費用は最小限に抑えられます。

ノルマがないので、水ボトルについても在庫と空ボトルがたまってしまうということがありません。

水の消費量が多い家庭では、ボトルの価格差がトータル料金に大きく反映されるので、ランニングコストを抑えて安く利用できます。

必要数のみ注文できるので、消費量が少ない一人暮らしの方にも向いているでしょう。

定期的にサーバーまるごと無料で交換

メンテナンスとして、定期的ウォーターサーバーを無料でまるごと交換してくれるサービスがあります。

ウォーターサーバー本体の中までは自分で掃除するのは難しいですよね。使っているうちに、中が汚れたり劣化したりするのは当然のこと。

近年は「熱水循環」などでサーバー内部を自動でクリーニングする機能がついたウォーターサーバーも増えてきています。しかし、それでもちゃんときれいになっているか、気になる人もいるのではないでしょうか。

アルピナウォーターは、「良い水」をベストな状態で楽しんでもらいたいという思いから、無料での交換を実施しているようです。

※水素水サーバーのみ、2年に一度定期メンテナンス料6,600円(税込)が必要

アルピナウォーターの特徴的な3つのサーバー

アルピナウォーターの特徴的な3つのサーバー

(掲載機種:左からスタンダードサーバー、エコサーバー、水素水サーバー)

まず使い始める前に、アルピナウォーターのウォーターサーバー3機種の特徴を簡単に紹介します。

スタンダードサーバー

 
  • 停電時にも使える
  • 丸いフォルムのデザイン
  • 2年に1回、無料でサーバーまるごと交換

エコサーバー

 
  • スタンダードサーバーと比べて最大42%省エネ
  • ダブルチャイルドロックで、冷水・温水ともに完全ロック可能
  • 4年に1回、無料でサーバーまるごと交換

水素水サーバー

 
  • 高濃度の水素水がつくれる
  • 500ml約124円とリーズナブルに水素水が楽しめる
  • 停電時にも常温水が使える

これらの特徴の他にお伝えするならば、給水の仕方が3台ともに違うこと。

レバー式のスタンダードサーバーとコック式の水素水サーバーは、停電時でも給水できるのがメリット。ボタン式のエコサーバーは、操作部が本体上部にあるので子どもの手が届きにくいなどの利点があります。

アルピナウォーターのウォーターサーバーを3台全部使ってみた

今回は、アルピナウォーターが扱う全3機種「スタンダードサーバー」「エコサーバー」「水素水サーバー」を全部使ってみました。
ウォーターサーバー自体には、どんな違いがあるのでしょうか。

ちなみに水は全機種で同じ純水のボトルを使いますが、水素水サーバーのみ水素水を生成できます。気になる水素水のつくり方も紹介しますので、チェックしてみてくださいね。

見た目/デザイン

スタンダードサーバーの見た目デザイン  

(掲載機種:スタンダードサーバー)

3機種ともにカラーは白のみで、シンプルで部屋になじみやすいデザインになっています。
スタンダードサーバーは、一番丸みが目立つフォルムで、やわらかい印象。

サイズ

エコサーバーと女性を比べている写真

(掲載機種:エコサーバー) モデル身長166cm

3機種とも高さはほぼ同じで約1m。横幅は、水素水サーバーのみ専用部分があるので横幅が広めになっています。

給水口は3台ともにやや低めなので、背が高い人は中腰になる必要があるでしょう。

使いやすさ

ボトル交換

アルピナウォーターの12Lと7.6Lのボトル  

アルピナウォーターには、通常の12Lボトルと軽量タイプの7.6L、大容量の18.9Lと合計3種類のボトルがあります。
タイプによってボトルの配送方式が違うのが特徴。12Lと18.9Lはリターナブル(回収式)で、7.6Lの軽量タイプはワンウェイ(使い捨て式)です。

12Lボトルを約1m持ち上げてみましたが、力には自信がある私(編集者女性)でもちょっと大変。慣れたら問題はなさそうですが、ボトルには取っ手などもないので、少し持ち上げにくい印象でした。

今回は軽量の7.6Lボトルで水のセッティングをしてみました。

アルピナウォーターの7.6Lのボトル設置してる女性

7.6Lは特に苦労せずに持ち上げられましたし、ボトル設置自体は難しくはなかったです。

ボトルの設置方法を紹介しておきます。

まず、ボトル口についている保護フィルムとキャップシールを外しておきます。次にボトル口をウォーターサーバー上部のボトル設置部に差し込むだけ。ウォーターサーバー上部には突起部分があるので、そこにボトルの穴をはめ込みます。

ボトルが正常に設置されると、タンクに水が入っていくので、ボトル内の水にボコボコと空気が入ります。

チャイルドロック

チャイルドロックは3台とも解除やロックの仕様が違うので、それぞれ使ってみた印象とともに説明します。

スタンダードサーバー

スタンダードサーバー使ってみた動画はこちら

レバー式で給水するスタンダードサーバーは、温水のレバーを押すだけではお湯が出ません。
温水レバー上にあるスライドカバーを開け、中にあるボタンを押し続けます。ロックが解除されると、レバーにコップを当ててお湯が出る仕組みです。

ちなみに、ロック解除された後はボタンから手を離してもお湯は出ます。

ちょっと気になったことは、スライドカバーの中に隠されたボタンというのは、むしろ子どもが気になりそうです(2人の子持ちである私の個人的印象)。

しかし、ボタンを押すことはあっても、長押しする&レバーを押すという偶然が重ならないかぎりは大丈夫かなと感じました。

エコサーバー
アルピナウォーターのエコサーバー

エコサーバーのチャイルドロックはシンプル。ボタン操作パネルの中央にあるLOCKボタンを長押ししてロックを解除&HOTボタンでお湯が給水でOKできます。

ボタン操作パネルはウォーターサーバー上部(約1mの高さ)にあり、小さい子どもの視界に入りにくいうえに手が届きにくい位置なので、いたずら防止に効果がありそうな印象です。

エコサーバーのスライドロック  

エコサーバーのチャイルドロックがいいなと感じたのは、通常のロックの他にダブルロックがある点。温水だけでなく冷水も完全ロックすることができます。

本体正面の右上の扉内部にある操作パネルにはスライドロックがあり、これをロックすると冷水と温水の両方が給水できなくなります。

「冷水・温水ともに完全ロック」もできるので、お子さんがいる家庭にはエコサーバーが向いていると感じました。

水素水サーバー
アルピナウォーターの水素水サーバー  

水素水サーバーは、3台の中ではロックの解除がもっとも簡単でした。
温水のコックを上下一緒につまんで、下に押すだけでお湯が出ます。

子どもがいない家庭で、むしろチャイルドロックが邪魔と感じるなら、水素水サーバーのような簡易的なロックがいいかもしれません。

スタンダードサーバーでグラスに冷水を注ぐ

(掲載機種:スタンダードサーバー)

純水や水素水の味は実際にどうなのか。正直、味の違いは詳しくは語れません。
しかし、編集部数人で飲んでみた感想をお届けします。

純水の味について:「まろやか」「飲みやすい」「クセがない」「さらりとしている

おおむねこのような感想でした。アルピナウォーター公式サイトにある利用者の水についての感想も、同じような意見が多かったです。

水素水に関しては、正直味の違いはないように感じました。水素が高濃度で入っているというのは、飲んだだけではわかりにくく、飲み続けて実感するものかもしれませんね。

その他

水素水のつくり方

水素水サーバーでの水素水のつくり方は、簡単にいえば「水素水サーバーキットの電源を入れてスイッチオン、15分待てばOK」です。

電源は、ウォーターサーバー本体に加えてサーバーキットにも必要なため、プラグが2つ使えるコンセントを近くに用意しましょう。

水素水サーバーのボタン  

水素水サーバーキットの正面には、水素水の濃度を調整できるボタンがあります。電源を入れると、最初は「Normal」に設定されています。

いまひとつ「本当に水素水がつくれているのかな?」と実感がなかったのですが、「High」にしてみると「ブオー」という音と共に「稼働」ランプが点灯しました。

水素水サーバー裏側のホース  

画像の2本のホースは、ウォーターサーバーから水素水サーバーキットへ水を取り入れるものと、水素水をサーバーへ送るものです。この2本のホースで本体とつながっています(接続は専門スタッフの方がやってくれるので安心)。

水素水サーバーキットのスイッチは背面にあります。

実際にアルピナウォーターのウォーターサーバーを使ってみてわかったこと

今回、アルピナウォーターの全機種を使ってみてわかった感想を、良い点とイマイチな点を正直にお伝えします。

アルピナウォーターの製品のメリットとデメリット

メリット1 7.6Lの軽量ボトルが選べる

アルピナウォーター7.6Lの軽量ボトル  

アルピナウォーターの水ボトルは、軽量の7.6Lがあるのが良い点だと感じました。

12Lボトルがウォーターサーバー業界の標準サイズで、ボトル上置きが主流なので、ボトル交換の際にはどうしても持ち上げる力が必要。

しかし、軽量ボトルを選べば、格段にボトル交換の負担が違いました

12Lボトルは500mlあたり51.8円に対して、7.6Lボトルは500mlあたり62.5円と少し割高ですが、そう大きくない差かと思います。

また、7.6Lボトルはワンウェイ方式なので、自宅廃棄が可能。空ボトルを保管しておく必要がなく、自宅でつぶして廃棄できるので、スペースを取らないのも良い点です。

メリット2 3種類から選べる

アルピナウォーター3台の機種が並んでいる写真  

3種類のサーバーから選べるのも良い点。使った結果、おすすめの人をそれぞれ提案します。

 
  • 最低限の機能でいい人=レンタル代が一番安いスタンダードサーバー
  • 子どもがいる家庭や節電したい人=チャイルドロックが厳重で電気代が安いエコサーバー
  • 水素水が飲みたい人=水素水サーバー

デメリット 水素水サーバーは大きいのでスペースが必要

水素水サーバーと女性が並んでいる写真  

今回気になったのが、水素水サーバーの横幅。水素水サーバーキットがウォーターサーバー本体に隣り合っている形なので、その分幅を取ります。

水素水サーバーキットは、ウォーターサーバー本体にマジックテープでくっつける仕様なので、場所を移動して設置する際には一人では無理でした。
ウォーターサーバーを設置したら、頻繁に場所を移動させない人などは気にならないかもしれません。

また、水素水サーバーが使えるエリアは自社スタッフが配送するので、動かしたい場合はスタッフの方にお願いできるようです。

ぐらつきも心配かなと思いましたが、床への設置面積が増えることで安定するともいえそうです。

一般のウォーターサーバーとの違い

サーバーによって給水の仕方が違う

アルピナウォーターの3つのサーバーの給水口の画像

(掲載機種:上からスタンダードサーバー、エコサーバー、水素水サーバー)

3台ともに給水の仕方が違うのは特徴的です。

給水方法でウォーターサーバーを選ぶ人は少ないとは思いますが、給水は基本的かつ一番行う操作なので、使いやすそうなものを3つの中から選べます。

アルピナウォーターの製品はどんな人に向いている?

実際に使ってみて思った「アルピナウォーターが向いている人はこんな人」をミズコム編集部が提案してみます。

アルピナウォーターがおすすめな人

生活感あふれるアルピナウォーターの写真  
 
  • ボトル交換に苦労したくない人(ボトルの重さが選択可能)
  • チャイルドロックを厳重にしたい人(エコサーバーなら二重ロック可能)
  • 水素水が飲みたい人(水素水サーバーがあるのは貴重)

この記事のまとめ

アルピナウォーターのウォーターサーバーは、価格が安いのが魅力なものの、ウォーターサーバーは機能的に十分な印象。

水はまろやかでおいしいと感じました。

ウォーターサーバーまるごと交換のメンテナンスがありますし、何より価格が安いので、長く使うにはいいサーバーでしょう。