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美しい自然を未来の子どもたちに残したい。株式会社オーシャンデイズの想い

2021.09.06

北海道千歳市にある「支笏湖」。約4万年前に火山が噴火してできた巨大なカルデラ湖です。

そんな支笏湖でサップ(SUP)やカヌーなどアクティビティツアーを提供する株式会社オーシャンデイズでは、支笏湖の水中清掃活動に取り組んでいます。

支笏湖の水中清掃をはじめたきっかけについて、同社の代表取締役 板谷貴文さんにお話を伺いました。


支笏湖は、全国でも数少ない淡水ダイビングを楽しめる人気のレジャースポット。日本有数の透明度を誇り、11年連続で水質日本一に輝いている美しい湖です。

青く透き通る湖は「支笏湖ブルー」と呼ばれ、その美しい光景をひと目見ようと多くの観光客が訪れています。天気が良い日には、きれいな川や湖だけに生息している淡水魚「イトヨ」を見られることもあるんですよ。

そんなきれいな支笏湖を守るため、当社では地元のダイバーやボランティア団体と協力しながら水中のゴミ拾いを実施。

カヤックやリバーシュノーケルといったアクティビティを楽しみながら、水中のごみ拾いをしようというものです。一人ひとりが「支笏湖の自然を守りたい」という自らの意志でごみ拾いを行っています。

宝探しのように楽しくごみ拾い



水と暮らす編集部

支笏湖の水中にはどういったゴミが多いのでしょうか

板谷さん

釣り糸やルアーといった釣り具が多いですね。カモがエサと間違えてルアーを食べてしまったり、魚の体に釣り糸が巻き付いてしまったり、釣り具のポイ捨ては生態系に深刻な影響を与えています。

支笏湖は、ブラウントラウトやニジマスなどが釣れる場所としても有名です。なんの気なしに湖に捨てた釣り具によってどういうことが起きるのか? ということを一人でも多くの方に知ってもらえたらと思います。マナーを守って釣りを楽しんでいただけたら嬉しいです。

水と暮らす編集部

これまでの活動で印象に残っていることはありますか?

板谷さん

日本で初めて製造された缶詰や1970年代に販売されていたスナック菓子の空袋など、30〜40年前のごみを回収したことです。

支笏湖で回収したごみのなかには、経年劣化せずきれいな状態で残っているものも多くあります。今後は、回収したごみを活用したアップサイクルにも取り組んでいけたらとも考えていますね。

清掃活動と聞くと大それたことのように聞こえるかもしれませんが、決してそんなことはありません。気づいたらごみを拾う、これで十分だと思っています。当たり前のことを当たり前にできるようにすることが、私たちの目指すカタチです。

当社は、"自然の遊びを通して、自然のありのままの自然の姿を、次世代の子どもたちに伝えていく"というミッションを掲げています。アクティビティをきっかけに、若い世代の方にも支笏湖の魅力を伝えていけたら嬉しいです。

株式会社オーシャンデイズ


<公式HPはこちら>