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クリクラ、ポイント寄付でウォーターエイドの水と衛生への活動を支援

2021.04.30

生物の生命活動に欠かせない存在である、水。水は、身体に補給することの他に、衛生面にも非常に大きな役割を担っています。

しかし、水資源が豊かな日本に住んでいると、そんな水の恩恵を忘れがちです。世界には、バケツ1杯の水を手に入れるために、人々が生活を犠牲にしなくてはならないほどの地域がまだ多数あるのです。

そんな地域へ支援活動を行い続けているのが、水・衛生専門の国際NGO団体であるウォーターエイド。 このウォーターエイドの活動理念に賛同し、ポイントから寄付ができる形で参画しているのが、ウォーターサーバーの主要メーカーのひとつであるクリクラです。

この取り組みには、どのような経緯があったのでしょうか。現在の活動状況を踏まえ、双方の担当者である株式会社ナック クリクラビジネスカンパニー マーケティング部部長の暮部麻子さんと、特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン事務局長の高橋郁さんにおうかがいしました。

※記事の上部の画像ついて太陽光を使ったタワー型給水設備の建設中。すでに水が使えるようになっているため、村の女性たちが水くみに来ている。(モザンビーク) WaterAid/ Chileshe Chanda  
村の近くに給水設備がないため、不衛生な水をくむ女の子たち
村の近くに給水設備がないため、不衛生な水をくむ女の子たち WaterAid/ Eliza Powell
暮部

ウォーターエイドさんへの寄付がクリクラポイントでできるようにしたのは、2016年からです。

それまでのウォーターサーバーの会社は「お客さまにお水を届けることと、サーバーのメンテナンスが仕事」という考えが主流でした。でも、それだけで終わらせるのはどうなんだろうと。

当社は子育て中のお母さんや、健康に気を配っている方々のご利用が多い。お客さまのこの先の健康や未来の生活のことも踏まえて、環境問題や社会的貢献への取り組み方など、有意義な情報やサービスを提供していきたいと。幅広い視野を持って、お客さまとともに考えていくことが大切ではないかと考えていたんです。

クリクラでは「クリクラポイント」という、利用金額に応じて2%が加算されるポイントシステムをおこなっており、ポイントに応じてさまざまな商品と交換することができます。

当社のキャラクターであるクレヨンしんちゃんのグッズから、オーガニック食品やフェアトレード、環境に配慮した商品など、子育て中の家庭や健康に気を配る人たちからの支持が高いクリクラらしい商品が多く、そのラインナップのひとつに「ウォーターエイドへの寄付」という項目があります。

暮部

ポイントでの寄付活動というのは、「ボランティアをしてみたいけどどこからしたらいいかわからない」という方にいいシステムだと考えました。お客さまの社会貢献の入り口として、どこかいい団体はないものかと探していたら、ウォーターエイドジャパンさんにたどり着いたんです。

「水と衛生のために支援活動をしている」という理念に、「支援の内容が特化していてわかりやすい。こんなすばらしい団体があったなんて!」と感動しましたね。また、「水を届けることによって、人々の健康的な生活に貢献したい」という、私たちが考えていた今後の方向性にも重なると思いました。

そして、ウォーターエイドさんが提示している、インパクトのある写真にも心を動かされました。

ウォーターエイドジャパンの高橋さんは当時、「清潔な水がないだけで、新生児が亡くなってしまったり出産直後のお母さんが病気になってしまう」とか、「水を汲みに行くために学校に行けない子どもたちがいる」といった事例を、真摯に伝えてくださいました。うちは妊婦さんや子育て中のお母さんのお客さまが多いので、これは確実に共感してもらえるだろうと思いました。

水に関心のある人は、水の大切さをよく知っている

手洗いステーションで手を洗う管理者
2020年5月ネパール。カトマンズのサヒドガンガラル国立心臓センターの外にある非接触手洗いステーションで手を洗う、看護監督者および感染予防管理者のプラティバダンドンゴルさん。 WaterAid/Mani Karmachaya
高橋

暮部さんからご連絡をいただいた時は、本当に「見つけてくれてありがとうございます」という感じでした。当時はちょうど、清潔な水がないことでどれだけお母さんや子どもたちが大変な思いをしているかを取材し、伝えることに重点を置いていたので。

ウォーターエイドは「すべての人々がすべての場所で、清潔な水と衛生を利用できる世界」をビジョンに掲げ、1981年にイギリスで設⽴され、2013年には日本法人が設立されました。

現在、アジアやアフリカ、中南⽶などの計26か国において、環境や貧困等さまざまな状況下で暮らし、健康的な生活を送ることが困難な人々が、それぞれの現地に適した方法で清潔な水と衛生的な生活を手に入れられるように解決のプロジェクトを実行しています。

暮部

当社では、クリクラポイントの情報をお客さまにメールやLINEで定期的に配信しているのですが、高橋さんに最新のウォーターエイドの活動状況を伝えたいと連絡すると、すぐ資料や画像を送ってくれるんです。それを記載すると、お客さまからの寄付が確実に伸びます。

日ごろからお水に関心のある人は、水の大切さをよくご存知だという証なのかもしれません

最近だとCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)に対するウォーターエイドの取り組みをお伝えしたところ、飛躍的に寄付が増えましたね。

高橋

あれは本当にありがたかったです。私たちは1981年の設立からちょうど今年の2021年で40年ですけれども、その間ずっと「水とトイレと手洗い等の衛生習慣」という3本柱に特化してやってきました。

新型コロナウイルスは、2020年の3月くらいから世界で拡大していったと思うのですけど、それからは私たちが一生懸命取り組んできた経験がまさに生かすときという状況下でもあるのです。

みなさんの寄付のおかげで、2020年の4月には足でペダルを踏んだら水と石鹸水が出てくるという手洗いステーション(上の画像)を作って設置することができました。

ウォーターエイドは、もともと緊急支援が得意な団体というわけではなく、コミュニティに入ってじっくり活動するタイプの団体でした。ですが、私たちのスキルが今こそ本当に世界の人たちの命を救うことによりいっそう貢献できるんじゃないかということで、現在は団体としてもギアを入れ直すというか、新たな対応策を取り入れるようにしています。

WaterAidが設置した給水設備を使う子ども(エチオピア)
WaterAidが設置した給水設備を使う子ども(エチオピア) WaterAid/ Behailu Shiferaw
暮部

高橋さんたちにはほんと、尊敬の念がやまないですよ。なにしろ、2015年にSDGs(持続可能な開発目標)が採択される以前から、目標6の「すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する」のために活動されていたのですから。

高橋

ありがとうございます。実は、日本のようにどこでもおいしい水が飲めるシステムというのは、先進国でもあまりないんです。それを実現されているのが、クリクラさんたちですよね。

ウォーターサーバーという点にしても、クリクラさんの商品はリサイクルをしっかりされているし、環境に配慮されていますよね。開発途上国に限らず、ペットボトル等のプラスチックゴミの問題は世界的な課題ですから。

私たちとしては、寄付をいただく立場なのにおこがましいのですが、一応ご協力いただく企業さんの事業内容を確認させていただいているんですね。環境に配慮されていない企業さんの場合、寄付をお断りすることもあります。 そういった意味では、このクリクラポイントの内容しかり、水と環境問題にとても配慮されているクリクラさんのご姿勢はすばらしいと思っています。

また、暮部さんのおっしゃった、「お客さまに対して時代や世間の流れに沿って提案、情報を発信していく」という考え方もすばらしいなと思いました。 そういった企業さんからご支援いただくというのは誇りに思いますし、私たちにとってもよいメッセージングができるんじゃないかと思っています。

暮部

これからも、微力ではありますがお水の大切さを伝える活動を継続していきましょうね。

学校に完成した給水設備で手を洗う子どもたち(マダガスカル)
学校に完成した給水設備で手を洗う子どもたち(マダガスカル) WaterAid/ Ernest Randriarimalala

水でつながった、2つの熱い思いは、すでに世界を変える一石となっているようです。  おいしい水が飲める「普通の日常」に、幸せと感謝を感じつつ、世界へも目を向けてみませんか。

※「クリクラポイント」について、一部取扱いのない地域もあります