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「水が苦手な人にこそ試してほしい」世界中の水を届けるアクアストアの想い

2021.05.11

水を飲むのが苦手な人は少なくない。世界中の水を販売するミネラルウォーター専門店「アクアストア」で、ディレクターを務める山中亜希さんも以前はそうだった。しかし、山中さんはイタリアでの体験をきっかけに、水が好きになったという。

山中さんはどのようにして水嫌いを克服したのか。今回は、その方法と、ミネラルウォーター専門店アクアストアについてお話を伺った。

山中さんお写真

 

水が苦手な人にこそ、いろいろな水を試してほしい

「本当に水が苦手で、普段から飲む習慣もまったくありませんでした。しかしイタリアへ留学したとき、どうしても水を飲まなくてはいけない状況になったんです」

イタリアでは、手軽に購入できるペットボトル飲料に麦茶やウーロン茶などがなく、あるのは甘いドリンクか水ばかりだった。

「そのなかで唯一飲めたのが炭酸水。私のように水が苦手な人でも、炭酸水か硬水なら飲める場合があるんですよ。そして、イタリアのなかでもいろいろな炭酸水が販売されていることがわかり、飲み比べているうちに、味が少しずつ違うことに気が付きました」

水にも味の違いがあることを知った山中さんは、イタリアでアクアソムリエの資格を取得するにまでに至った。その後も水に魅了され続けた山中さん。知人に誘われるカタチで、日本でミネラルウォーター専門店アクアストアを立ち上げることに。そこでさらに水に惹かれていくようになった。

「開店準備のときに、イタリアの軟水『フリージア』を初めて飲んだのですが、これが本当においしかった。水が苦手な理由として多くの人は、"味がない"ことを挙げるんです。味がないことにより、水特有のえぐみを感じることもありますから。でも『フリージア』の場合は、軟水にもかかわらず、そういったえぐみが感じられずごくごく飲めました」

水が苦手な人は、自分の好みじゃないものしか飲んだことがないのでは? そう考えた山中さん。水が苦手な人にこそ、いろいろな水を試してほしいと思うようになった。

「じつは水にも味があって、種類や採水地によってまったく違うんです。だから、水をひとくくりにせず、飲み比べて自分の好きな味のものを見つけてほしい。水の魅力に気づいてほしいと思いました。

苦手な人には、『フリージア』や北海道の天然水『新水いぶき』が飲みやすいのでおすすめです。あと、ウォーターサーバーの水なら天然水メーカーの『コスモウォーター』と『プレミアムウォーター』が個人的には好きですね。メーカーによって採水地などが違うので、味も口当たりも違うんですよ。ただこればかりは好みなので、ご自身で飲んで試してみるのが良いと思います」

残念ながら、『フリージア』は現在日本に輸入されていないが、アクアストアで取り扱っている水は、100種類を超える。日本はもちろん、フィンランドやフランス、なかにはアラブ首長国連邦で採水されているものまで。

水が好きな人はもちろん、苦手な人も楽しめる個性豊かなミネラルウォーターばかりだ。

「アクアストアを利用するお客さまは、味はもちろん、その他の部分にも付加価値を感じてくださっています。味で選ぶ方もいれば、なかにはボトルのデザイン性で選ぶ方もいます。最近売れてるのは、『VEEN』というフィンランド源泉のオーロラウォーター。清涼感の強いミネラルウォーターで味もおいしいですが、ボトルのデザイン性も高く人気があります」

山中さんが留学していたイタリアでは、水は意識的に選ぶものだったという。

「イタリアは日本と比べて圧倒的にミネラルウォーターの消費量が多いのが特徴です。レストランに行けば、ミネラルウォーターと炭酸水の2種類は最低でも選べます。スーパーマーケットでは、何種類ものミネラルウォーターが並んでいます。そのなかから自分の好きな水を意識的に選んで飲んでいるんです。日本でも水を自分で選んで飲むことが普通になればうれしいですね」

私たちが普段、お茶やジュースを飲むときは味や銘柄で選ぶのが普通だ。たまたま選んだお茶が苦手だったからといってすべてのお茶を嫌いになる必要はない。緑茶が苦手ならウーロン茶を試すのだっていいだろう。これは水も例外ではない。

「水は、私たちの生活には欠かせない大切な存在です。水が苦手という人も、ぜひ気軽にご相談いただきたいですね。カウンセリングを行ったうえで、あなたのご要望に合ったお水をご提案させていただきます」

水が苦手というあなたも、これを機に再チャレンジしてみてはいかがだろうか。

アクアストア


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