400年以上前から続く伝統工芸「山中漆器」をモダンにアレンジした株式会社enneのマイボトル

「山中漆器」は、石川県加賀市で古くから作られている伝統的工芸品のひとつ。原木から余分な部分を削り落としながら成形していく木地挽きや、漆（うるし）で文字や模様を描いて、そこに金属粉や色粉を蒔く蒔絵（まきえ）という技術を用いるのが大きな特徴です。

漆の光沢や木目の温もり、美しい蒔絵が魅力的な「山中漆器」を若い世代にも広めていきたい。そんな思いから立ち上げたのが、株式会社enneです。

当社では、山中漆器の塗りの光沢や風合い、蒔絵の高級感を手頃な価格で楽しめる「近代漆器」といわれる技術を使用しております。 現在は、「伝統工芸×Life & Fashion」をテーマに、アーティストとコラボしたスケートボードデッキや手ぬぐいなどを販売。

特に注力しているのがマイボトルの開発です。外出時の水分補給に便利な「ポケットサイズボトル140ml」やハンドル付きの「スタイリッシュボトル350ml」といった、さまざまなシリーズを展開しています。

なかでも人気なのが、手のひらサイズの「ポケットサイズボトル」。一番売れ筋の商品は、白と水色のグラデーションが目を引く「白×水色/富士」です。職人が一本一本手作業でグラデーションを入れています。湖の水面に富士山が反射して映り込む逆さ富士を再現しました。

このほか、舞妓や五重塔をあしらった「黒×赤/舞妓」や金箔をあしらった高級感あふれる「金箔/浪裏」など合計4種類の絵柄があります。

容量140mlと非常にコンパクトなので、持ち運びに便利。ランチバッグやショルダーバッグにも収納できます。

「ワンプッシュボトル430ml」は、片手で操作できるワンタッチ式のステンレスボトル。蓋の開閉がスムーズなので、デスクワーク中や車の運転中も快適に水分補給できます。

また、真空二重構造により高い保温保冷効果を実現しました。ホットドリンクは59度で約6時間、冷たい飲み物も10度以下の状態を長時間キープできます。結露しないので、デスクが水滴で濡れる心配もありません。季節を問わず年間としてお使いいただける商品です。

「スタイリッシュボトル350ml」は、世界的に有名な浮世絵師・葛飾北斎の代表作「神奈川沖浪裏」をモチーフにしたステンレスボトルです。キャップにハンドルが付いており、指に引っ掛けられ持ち運びに便利。指が痛くなりにくいよう、ハンドルを太めに設計しました。

「スタイリッシュボトル350ml」のバリエーションは、赤・金箔・黒・シルバーの4種類。赤と黒の2種類は、ボディ表面にマットな質感の特殊コーティングで加工しています。購入いただいたお客様から「触り心地が良い」「手に馴染み滑りにくい」と好評です。

伝統工芸と聞くと、堅苦しいイメージを持つ方も多いと思います。当社の製品を通じて、伝統工芸品はカジュアルに楽しめるものだということを広めていきたいです。古くから残る日本の伝統工芸に少しでも興味を持っていただけるよう、ライフスタイルに合う商品を提供していきたいと思います。