できることから一歩ずつ。「マイボトルもっとる運動」でマイボトル利用率100%を目指す 株式会社好日山荘
兵庫県神戸市に本社を構える「株式会社好日山荘」。全国各地に55店舗を展開し、登山・クライミング用品やアウトドアギアを数多く取り扱っているアウトドア用品総合専門店だ。
同社では"100年先の山トモへ"をテーマに、エコプロジェクト「エコジツ」を実施。レジ袋削減やリサイクルダウンの回収など、サステナブルな社会の実現に向けてさまざまな取り組みを行っている。今回取り上げる「マイボトルもっとる運動」もそのひとつだ。
株式会社好日山荘 広報室 松浦由香さんにマイボトルもっとる運動についてお話を伺った。
できることを積み重ねてプラスチックゴミ削減につなげたい
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ーー「マイボトルもっとる運動」をはじめた経緯を教えてください。
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弊社では、捨てられるはずだったダウン製品を回収して、洗浄・精製加工し、新たな羽毛製品にする"Green Down Project"への参加や、森林の整備を行う六甲グリーンベルト事業「山まゆの森」活動への参加など、エコな取り組みを積極的に行っています。
それらを、好日山荘エコプロジェクト「エコジツ」と呼んでいるのですが、その一環として新たに始めたのが「マイボトルもっとる運動」でした。
マイボトルもっとる運動とは、好日山荘で勤務するスタッフ全員に会社から配布したマイボトルを日常的に利用してもらうことで、ペットボトルの使用量を減らそうという活動です。
2019年に行った社内調査では、全体の70%近いスタッフが勤務時にマイボトル利用をしていました。今後は「マイボトルもっとる運動」をきっかけに、マイボトル利用率100%を目指していけたらと思っています。
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ーーマイボトルを作る際にこだわったポイントはありますか?
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弊社が大切にし次の世代へつなげたいと考えている、自然をデザインしたロゴマークです。山を囲むように鳥や蝶々などを配置し、動物と植物、そして人間が共存する世界をイメージしています。
環境問題への興味関心・意識が向上
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ーー「マイボトルもっとる運動」をはじめる前と後で、何か変化はありましたか?
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「マイボトルもっとる運動」が、スタッフ一人ひとりの意識を変えるきっかけになったという実感があります。マイボトルを持ち歩いたり、エコバッグを使ったり、気に入ったデザインのアイテムを取り入れるのが楽しい、という声も聞くようになりました。
今後は、スタッフからの要望が多い各地域でのクリーンハイクも取り組んでいきたいと思っています。会社のルールだから従うのではなく、スタッフが自発的に楽しみながらエコ活動に取り組める環境を整備していきたいです。
販売も行っていたボトルはお客様からも好評だったので、カラーやサイズを増やしたり、ロゴマーク入りのオリジナルエコバッグを作ったり、バリエーションを充実させていけたらと思います。
あとは、素敵な山の写真を募集したり、エコジツのハッシュタグを付けてSNSに投稿したり。誰でも気軽に参加できるイベントを開催し、アウトドア業界全体のエコな取り組みを盛り上げていけたらと思っています。
株式会社好日山荘