ウォーターサーバーって本当に安全なの?3つの不安を解消

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「ウォーターサーバーの水に不純物は含まれてない?」
「ウォーターサーバーの構造が事故につながることはないの?」

ウォーターサーバーはあまりなじみがないと、本当に安心して使えるものなのか気になりますよね。

この記事では、ウォーターサーバーの水・構造・衛生面という3つの観点から、それぞれの安全性に関する疑問を取り上げます。

また各ウォーターサーバーメーカーが行っている安全面・衛生面への対策を紹介。あなたにとって、不安や疑問の解消に役立つような情報をお届けします。

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ウォーターサーバーの水は本当に安全なの?

ウォーターサーバーの水質の安全性

まずは、一番気になる「水の安全性」について見ていきましょう。

ウォーターサーバーメーカーの各社は、出荷する水に関して厳しい基準を設け、独自の検査を行っています

品質管理の面では、メーカーによっては、世界でも通用する食品衛生・食品安全規格を取得している製造工場もあります。

各社の規格

  • クリクラ:HACCP(食品衛生管理システム)/FSSC22000(食品安全の認証規格)
  • フレシャス:FSSC22000(食品安全の認証規格)
  • アルピナウォーター:ISO22000(食品安全マネジメントシステム)

メーカーの安全対策を紹介

クリクラ

クリクラでは、最先端テクノロジーの逆浸透膜(RO膜)システムを使用し、原水に含まれる不純物や雑味を取り除いたRO水を提供しています。

クリクラのROフィルターの仕組みを説明している画像

(出典元:クリクラ)

クリクラの本庄工場の製造工程では、空ボトルの洗浄・殺菌・充填・密封などの全工程をオートメーション化し、人手が入らない衛生的なラインで管理されています。

ただし、最終的な検査工程では人の目によってボトル1本1本をチェックし、汚れや異物、臭気の検査をしています。

クリクラの最終検査工程で女性がボトルをチェックしている様子

(出典元:クリクラ)

また、毎月外部の環境検査専門企業による水質検査が行われており、水に放射性物質が含まれていないか確認し、検査結果については公式ホームページで公表しています。

プレミアムウォーター

地表にふれない地下水脈からくみ上げた天然水を提供しています。原水は4段階以上のフィルターで除菌され、新品のボトルやパックに入れられ出荷。

水が入ったボトルやパックは使い切りタイプを採用し、すべて新品のものなので衛生的です。

独自に設けた厳しい品質管理規定により、毎日1時間ごとの水質検査や、毎月の放射能検査を実施

プレミアムウォーターの職員が水質検査を実施している様子

(出典元:プレミアムウォーター)

検査結果はメーカーのホームページで公開されています。

採水地の安全性

ウォーターサーバー各社が提供する水の種類には「天然水」と「RO水」があります。
次に、種類別に安全性を見てみましょう。

天然水

天然水の採水地は全国各地の名水地ですが、地下からくみ上げている場合がほとんど。深い地下からの採水なので、地表の空気に触れることによる汚染が起こりにくい工程です。

さらに、国で定められた基準値に従い、天然水をろ過して不純物を取り除き、殺菌処理までしていることは各メーカーの公式サイトで公表しているので、ウォーターサーバーの天然水は安全性が高いといえます。

RO水

RO水の原水は水道水の場合が多いですが、ろ過するフィルターであるRO膜は雑菌やウイルスなどを除去し、水分子しか通さないほどの高いろ過能力を誇ります。

つまり、RO膜でのろ過後は純水(ピュアウォーター)に限りなく近い水になります。RO水に不純物が入っている可能性はほぼないといえます。

ウォーターサーバーの構造の安全性|実際に起きたトラブルを紹介

次に、「ウォーターサーバーの構造の安全性」について説明します。

東京都生活文化局消費生活部の調査結果から、ウォーターサーバーの構造上起こりうるトラブルとして、次のようなものがあることがわかりました。

  • 蛇口の操作ミスによるやけど
  • ウォーターサーバーの背面に触れたことによるやけど・ケガ
  • ウォーターサーバー転倒によるケガ

ここからは、それぞれのトラブルの詳細と対策を紹介します。

蛇口の操作ミスによるやけど

ほとんどのウォーターサーバーはお湯が使え、その温度は80〜90度という熱湯です。

「子どもがいたずらをしてやけどをしないか」と心配になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

フレシャスのslatから水をいれようとしている女の子

(出典元:フレシャス)

子どものやけどやいたずら防止対策として、チャイルドロック機能が付いたウォーターサーバーがあります

ロックの形態は機種によりさまざまで、ボタンのみや鍵付き、冷水にも付いているなど安全性にばらつきがあります。簡単なロック操作だと、子どもが解除方法を覚えてしまうことも。

例えば、コスモウォーターのSmartプラスは3段階ロックを採用し、キーを抜いてしまえばお湯はいっさい使えなくなるので、安全レベルが高いです。

心配な方は、より厳重なロック方法を採用している機種を選びましょう。

 

ポイント

他に、卓上型ウォーターサーバーを選ベば、キッチンカウンターなどに置くことで子どもの手が届きにくくなり、いたずら防止になります。

ウォーターサーバーの背面に触れたことによるやけど・ケガ

ウォーターサーバーの背面には、熱源となりうる冷水用のコンプレッサーと温水用のヒーターがあり、放熱するために細かい網目状の放熱板があります。

こうした熱くなっている部分に触れ、やけどをしてしまったという事例も。

また、背面にある金属板の縁やねじの先端に触れてケガをしたという声もあります。

東京都生活文化局消費生活部の調査内容で紹介されているウォーターサーバーの背面の図

(出典元:東京都生活文化局消費生活部)

背面への接触による事故防止対策としては、設置場所の工夫をする必要があります。

例えば、冷蔵庫と壁の隙間に置く、卓上型ウォーターサーバーを選びカウンターやテーブルの上に置くなど、子どもの手が届かない設置場所を選ぶのがよいでしょう。

 

ポイント

ウォーターサーバーを柵で囲んでいる家庭もあるようですが、1歳を超える頃には柵を突破されてしまう可能性が高いので、物理的に届かないようにするのが一番の防止策です。

ウォーターサーバー転倒によるケガ

ウォーターサーバーのボトル搭載時のサーバーの重さは、機種によりますが約30~40kgにもなるので、倒れてケガをしたら大変です。

転倒対策としては、「ボトルが下置きのサーバーを選ぶ」「転倒防止用グッズを使う」という方法があります。

水ボトルを下に設置するタイプのサーバーは重心が下になるので、主流の上置きタイプよりも設置状態が安定します。

下置きのウォーターサーバーと上置きのウォーターサーバーを比較している写真

(掲載機種:左から コスモウォーター Smartプラス プレミアムウォーター スリムサーバーⅢ)

また、ほとんどのウォーターサーバーには、背面に転倒防止用のワイヤーが付いています。背面の壁にビスを打ってワイヤーをつなげ、安定感を保つ仕組みです。

 

ポイント

賃貸物件などの理由で壁に穴が開けられない場合は、市販の耐震用マットをサーバーの下に敷いて転倒を防ぐといった方法もあります。

ウォーターサーバーの衛生面の安全性

最後に、「ウォーターサーバーの衛生面の安全性」について、実際の機能やサービスを紹介します。

ウォーターサーバーの衛生面への取り組み

ウォーターサーバー本体を衛生的に保つ取り組みとして、「サーバー内部の除菌機能」と「メーカーのメンテナンス」があります。

サーバー内部の除菌機能

コスモウォーターSmartプラスは、タンク内に入るわずかな外気をクリーン化し、雑菌の侵入を防ぐ「クリーンエア機能」と、48時間ごとに熱水を自動循環させる「クリーンサイクル機能」のWクリーン機能を搭載。

また卓上型のフレシャス dewo miniは、殺菌力のある紫外線を使ったUV除菌機能があります。

メーカーのメンテナンス

各社によるサーバーのメンテナンス対応は、かかる費用や内容などさまざま。

アクアクララの場合、月額料金にメンテナンス費が含まれており、定期的にパーツの交換や洗浄・殺菌を行います。

また、アルピナウォーターは2年に1回(エコサーバーは4年に1回)、無料でサーバーをまるごと交換してくれます。

 

ポイント

このように、メーカーの多くが除菌機能や消毒機能を搭載したサーバーを提供したり、サーバーのメンテナンスを行ったりするなど、衛生面への取り組みを積極的に行っています。

より安全に使用するためにはセルフメンテナンスが不可欠

ウォーターサーバーは、内部だけでなく外部にもホコリなどの汚れがたまります。本体の汚れは、自分で掃除してきれいに保つことが大事です。

本体や給水口はアルコールスプレーを使って拭き掃除をし、受け皿は食器用洗剤で洗いましょう。

ウォーターサーバーを拭き掃除している様子

特に給水口や受け皿は雑菌がたまりやすい部分なので、こまめな掃除が衛生的に使うためには重要です。

また、本体の背面にも意外とホコリがたまるもの。ハンディモップや乾いた布などで、ホコリを拭き取りましょう。

セルフメンテナンスの詳しい方法は以下の記事でも取り上げています。

よりきれいに、そして安全にウォーターサーバーを使いたい方は、ぜひチェックしてみてください。

この記事のまとめ

  • 水質検査を行っているメーカーがほとんど。各社は厳しい検査基準を通して出荷しているため、天然水・RO水ともに安全性が高いといえる。
  • ウォーターサーバーによる子どものやけどやケガを防ぐためには、チャイルドロック搭載や卓上型のサーバーをチョイス。また、子どもの手が届きにくい場所に置くことも重要。
  • 衛生面の安全性は、除菌機能のあるサーバーやメーカーメンテナンスに注目。自分で掃除するなどのセルフメンテナンスも大事。
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